故人の残した部屋の清掃は、特殊清掃業者へ依頼して行ってもらうことになります。
特殊清掃の現場でどのような作業が行われるのかは素人にはわかりません。
そのため、お任せするのはどうなのかと思います。
信頼できる特殊清掃業者であれば完全お任せでいいのですが、知り合いでもない一般の業者の場合、どのような作業がどこまで行われるのかが全く分からないために不安になります。
そこで、ここでは少しでも安心して依頼できるように、特殊清掃の現場がどういう状態になっているのかをわかりやすく紹介します。
特殊清掃が必要な現場とは?

自分が管理している部屋で孤独死が起きた場合、どのように清掃をすべきかなやむことでしょう。
孤独死の清掃現場は、悪臭が漂う悲しくて悲惨な現場です。
もし、身近に孤独死が起きた場合、すぐに特殊清掃を依頼しなければいけません。
孤独死の清掃は業者に依頼
孤独死の清掃を自分で行うことはできません。
必ず特殊清掃を行う業者に頼むようにしましょう。
なぜなら、孤独死は発見が遅いことが多いからです。
死体が腐敗して骨が見えたり、カーペットや畳に体液が染みついたりしているはずです。
もし、見た目を綺麗にできても、悪臭が取れないケースが多いです。
そのため、特殊清掃業者に依頼して消臭作業などを行ってもらい綺麗な部屋にしましょう。
孤独死によって腐敗した死体や部屋に染みついた悪臭を綺麗に取り除いてくれる業者のことを特殊清掃業者と言います。
特殊清掃が行われる現場の状況!

超高齢社会を象徴する現象ともいえるのが孤独死ではないでしょうか。
その増加に伴って、故人の部屋や自宅を清掃、消毒して原状回復をする特殊清掃業者も増えています。
業界団体が民間資格の認定制度を始めた5年前から業者数は15倍以上になっていて、今や参入業者は全国で5000社を超えています。
しかし、その現場が生半可ではないことは容易に想像がつくことでしょう。
特殊清掃業者は清掃や消毒のほかに遺品整理などを請け負うこともあり、遺体が放置されていた孤独死の場合などは室内の匂いや汚れが尋常ではないといわれています。
ゴミ屋敷の清掃は超過酷
特殊清掃を行う業者は、死体清掃だけではなく、実際には、異常なほどゴミが蓄積したゴミ屋敷のような清掃を請け負うこともあります。
一口にゴミ屋敷と言っても、一軒家に大量のゴミをため込むようなものもあれば、生活できないほど汚れきったワンルームマンションなどもあり、幅広い案件があります。
また、ゴミ屋敷は家主の性別で汚れ方に傾向があります。
ゴミ屋敷清掃は季節に関係なく依頼がありますが、死体清掃には繁忙期というものがあります。
大量のハエ、ずり落ちてしまった頭皮、浴槽に溶けだした体液
業者に依頼される死体清掃はほとんどが事件性のない孤独死です。
遺体が発見されると、まず警察が実況見分を行って、遺体は病院から葬儀業者に運ばれます。
こうしたケースの主な清掃目的は、悪臭や床についた体液のシミなどの除去をして、遺族が遺品を整理できる状態にすることです。
部屋に入るとハエが無数にいる場合がほとんどなので、まずは殺虫剤でハエの処理を行います。
それから床についたシミを取っていきますが、亡くなった方の体重が重いと部屋中に体液が広がっているので大変です。
遺体は警察が先に搬出してくれていますが、その際の落とし物がけっこうあります。
落とし物にはずり落ちてしまった頭皮の一部や小さな骨などが多く、それらの遺物はあとで専門の処分場へ送るので、1か所にまとめておかなければいけません
女性も多い特殊清掃
特殊清掃は特殊で過酷な現場なのは間違いありませんが、男女問わず幅広い年齢層の従業員が活動しています。
匂いがダメな人は最初の現場でギブアップします。
でも、慣れるとなんとも思わなくなります。
特殊清掃員は、まじめで、黙々と作業される方が多いです。
現在、特殊清掃業界は大手と呼ばれる企業もほとんどなく、新規参入が増加傾向です。
しかし、参入自体は簡単ですがその先が難しいようです。
作業自体は誰でもできますし、資格もいらないので新規参入のハードルは非常に低いです。
ただ、ゴミ処理には処理場との契約が不可欠になりますが、簡単には契約は結んでもらえません。
悪質な一部の業者のなかには、自分たちで勝手に処理したり、どこかに不法投棄したりしているところもあります。
始めるのは簡単だが、最後まで責任を持って地道に事業を継続していくのは難しい特殊清掃業ではないでしょうか。
ビジネスとして聞き馴染みのない分野ですが、今後は需要が伸びていきそうです。
特殊清掃現場の作業手順

孤独死が起きても慌てないように、清掃の流れを知っておかなければいけません。
孤独死の現場を清掃するとき、次のステップで清掃しましょう。
警察による現場検証
孤独死を発見したら、まずは警察に通報しましょう。
かけつけた警察によって現場検証が行われます。
孤独死の場合は悪臭がきっかけで住民が連絡し、駆けつけた管理人が発見するケースが多いです。
もし、第一発見者となったときは警察に通報しましょう。
警察に通報後も、無闇に部屋の中へ入ってはいけません。
なぜなら、殺人事件である可能性も0ではないのです。
また、警察の指示に従って家族に連絡することもあります。
家族であっても、現場検証中は部屋の中に入れないので注意してください。
事故死・自殺・衰弱死など、死因が分かるまでは入れないと考えておきましょう。
現地の見積もり
警察による現場検証後、警察の入室許可が出たら特殊清掃業者へ見積もり依頼をしましょう。
悪臭によって近所に迷惑をかけ続けることになるので、できるだけ早く見積もりを出してもらうように手配します。
特殊清掃業者とは、孤独死特有の体液の汚れや悪臭を取り除いて、除菌・殺菌までしてくれる業者のことです。
もし、支払いが心配であれば入室許可前でも間取りを伝えることである程度の費用の目安を教えてもらえる可能性もあります。
正確には現場見積もりが必要になりますが、予算を掴みたいのであれば早めに相談しておきましょう。
特殊清掃の実施
見積もり内容を確認して、できるだけ早い日程で特殊清掃の実施を依頼しましょう。
即日対応している特殊清掃業者も多くいるため、今日来て欲しいとお願いしてみると意外に来てくれます。
清掃当日は、特殊清掃業者の来る時間に合わせて鍵の受け渡しを行いましょう。
もし、家族がいる場合は、残しておかなければならない遺品を確認しておかなければいけません。
また、現金や預金通帳、印鑑などの貴重品の捜索も依頼できるケースがあるので事前に行っておきましょう。
遺品整理
特殊清掃が完了したら、遺品整理を行います。
遺品整理をするときは、マスク・手袋は必要不可欠です。
あらかじめ準備しておきましょう。
通常であれば、すぐにでも遺品整理を行いたいものです。
しかし、孤独死の場合は、先に清掃を行い、消毒・消臭を行った上で家族に入室してもらいます。
腐敗した死体によって虫が沸いたり、雑菌によって家財が腐敗しているケースもよくあります。
そのため、あまり現場に残っている遺品に期待はできないでしょう。
消毒・消臭
室内での作業が終わったら、改めて消毒・消臭を徹底的に行います。
特殊な消毒・消臭をしなければ、悪臭が残ってしまい近所迷惑の原因になることもよくあります。
そのため、孤独死の現場となって部屋以外の全ての部屋を消毒・消臭を行っていきます。
最後に、実際に悪臭が消えているかを確認し、清掃は終了です。
このとき、回収した遺品や部屋の鍵の受け取りを忘れないようにしましょう。
特殊清掃を依頼するときのポイント

孤独死の清掃は、基本的に業者にすべてお任せしましょう。
しかし、不動産の管理者であれば押さえておきたいポイントがいくつかあります。
孤独死の清掃を依頼するとき、次のようなポイントを押さえておきましょう。
清掃して腐敗臭をなくす
できるだけ早く清掃して、腐敗臭をなくしましょう。
というのも、孤独死の現場には体液や血液、体の腐敗によって酷い悪臭が漂っているからです。
腐敗臭は部屋や家の外まで臭います。
そのため、外に漏れる前にできるだけ早く清掃を行って腐敗臭の元を断たなければいけません。
なるべく安い価格で業者に清掃を依頼したいと思うのは自然なことです。
しかし、いくつもの業者に見積もりを取って料金比較をすることよりも、早く臭いの元の体液や腐敗した死体の一部を取り除かなければいけません。
現場では、腐敗臭は窓やドアを開けていても漂います。
近所迷惑にならないよう、一刻も早く清掃をしてもらうべきです。
特殊清掃業者との繋がり
もし、あなたが不動産管理を行っている場合は、信頼できる特殊清掃業者との繋がりを作っておきましょう。
例を挙げると、平成30年に東京都23区内で起きた孤独死の件数は8,000件を超えています。
孤独死は意外と身近なもので、珍しくなくなってきました。
そのため、すぐに特殊清掃を依頼できる体制を整えておきましょう。
また、先ほど紹介したように、孤独死が発生したときはできるだけ早く清掃を行ってもらわなければいけません。
実際に孤独死が起きてから業者探しをしていては時すでに遅しで、いつまでも悪臭を周りの住民に撒き散らすことになってしまいます。
実際、孤独死は不動産管理人が発見するケースが多いです。
発見して警察に通報したあと、すぐに特殊清掃業者へ相談できるように準備しておきましょう。
特殊清掃料金相場を知る
孤独死が発生したときには、特殊清掃業者を呼ぶ必要があります。
しかし、どれくらいの費用がかかるの?と不安になる人もいることでしょう。
孤独死の清掃相場は、約10万円?70万円です。
特殊清掃の費用は、清掃する部屋の大きさや間取りによって大きく変わります。
さらに、孤独死の発見が遅れるとそれだけ汚れや悪臭は酷いものです。
そのため、リフォームやオゾン脱臭が必要になって料金が高くなることもあります。
特殊清掃を成功させるには現場の状況を把握すべき!まとめ

ここまで、特殊清掃が必要な弁場の状況について詳しく紹介してきました。
孤独死などの現場ではほとんどのケースで特殊清掃が必要になり、その時依頼する特殊清掃業者選びで重要なポイントも紹介してきました。
ここでは、特殊清掃が行われる現場がどういう状況でどのような作業が行われるのかということが分かったのではないでしょうか。
また、そんな現場の清掃作業を依頼する業者の選ぶときのポイントも理解できたのではないでしょうか。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。









