特殊清掃というのはどういうものなのか紹介します。
特殊清掃が必要な状況や場所とはどういうものなのかについても詳しく紹介します。家族の誰かが亡くなったときに慌てないようにするためにもこちらの情報をしっかりと知っておけば役に立ちます。
特殊清掃とはどういうもの?

昨今いろいろと耳にするのが特殊清掃という言葉ではないでしょうか。
ここでは、特殊清掃とはどういうもので、どういうときに必要なのかを紹介します。
ここでは特殊清掃はどういう状況のときに依頼するのか、どのような場所だと効果的なのかについて理解できるのではないでしょうか。
特殊清掃とは?
特殊な死亡現場の清掃を引き受けてくれる仕事が特殊清掃員になります。
特殊清掃員は今までつちかってきた経験とスキルを使って現場をきれいに片付けてくれます。
また、第三者の立場で作業ができるので、家族が清掃するよりもショックが少なく、スムーズに作業を行えます。
家族の精神的な負担を減らすためにも、特殊清掃員に依頼する意味は十分にあります。
特殊清掃員は家庭の清掃以外に、鉄道事故や飛び降り自殺、殺害事件といった現場でも作業してくれます。
清掃以外にも害虫駆除や消毒ができる清掃員もいます。
こうした現場の清掃は経験がなければすぐにはできません。
しかし、現場を復旧し、周囲の人たちの日常を取り戻すためには誰かが行わなければいけない仕事です。
特殊清掃員はあまり表舞台に出てこないのですが、社会を陰で支えている存在であることは間違いありません。
特殊清掃が必要な状況を詳しく見てみましょう。
孤独死
現代は、高齢の両親と同居しない家族が増えてきています。
それどころか、両親の健康状態すら把握していないケースがあります。
結果として、両親が死亡しても周りに気づいてもらえない孤独死がよく起こっています。
孤独死の現場はときとして何カ月間も放置されることがあるため、腐乱死体の臭いやカビ、現場は汚れがたちこめる凄惨な状況になりがちです。
自殺
家族の誰かがが自殺をしてしまった場合、往々にして現場は目を背けたくなることでしょう。
事件
強盗などに殺されるなど、事件に巻き込まれて家族を亡くした場合、やはり現場は無惨な状態になります。
見た目がむごいのはもちろんですが、殺害の瞬間を想像してしまい家族が精神的にまいってしまう可能性もあります。
こうした現場を家族が片付けるのは、あまりにも酷なことでしょう。
現在なぜ特殊清掃が必要なの?
かなり以前から特殊清掃員の仕事はありました。
しかし、一般家庭からも特殊清掃員が注目されるようになったのは最近になってからです。
その時代背景には、日本人の生活様式、社会の変化が挙げられます。
高齢化社会
特殊清掃の仕事が増えてきた大きな理由が高齢化社会です。
近年、日本では若者が少なくて高齢者が多いという人口比に悩まされています。
その結果、介護を必要とする高齢者がたくさんいるにもかかわらず、介護ができる人材が不足している事態を引き起こしています。
子どもが独り立ちして、パートナーも失った高齢者は、十分な介護も受けられず、孤独死をとげる事件が増加傾向です。
そして、こうした状況下で部屋を片付けているのは特殊清掃員なのです。
自殺者の増加
日本は先進国の中でも、死因で自殺が占める割合の高い国だといわれています。
自殺者の多さの原因として長く続いた不景気の後遺症・ストレス社会などがありますが、自殺の現場をどう清掃するかというのは大きな問題です。
特に、鉄道自殺やビルからの飛び降り自殺は公共の場のため、一刻も早く清掃しなければ復旧できません。
そこで、すぐに特殊清掃員の出番となります。
自殺者の割合が劇的に減らない限り、特殊清掃員の仕事も続くことでしょう。
自然災害
日本は自然災害の多さも特徴です。
地震や台風が頻繁に発生するのはもちろんですが、それらにともなう火事・パニック・津波などの2次的な被害も甚大です。
災害によって発生した死亡現場は凄惨なうえに、特別な機材がなければ処理しきれません。
そのため、特殊清掃員にお願いする家庭、団体も珍しくありません。
特殊清掃に依頼するときのメリットは?

特殊清掃を自分で行うのではなく業者へ依頼するメリットについて見てみましょう。
専門性の高い作業を期待できる
特殊清掃の仕事では、消毒するときにいろいろな薬品を使います。
しかし、薬品は強い刺激臭がするものも多く、ともすれば人体へ影響も出かねません。
取り扱う人間には相応の知識が必要です。
事件現場特殊清掃士の資格は薬品などについて専門性を持っていることの証明です。
安全かつ効率的に仕事を進めてくれることでしょう。
適正価格による受注
特殊清掃は誰でも簡単にできる仕事ではないので、悪徳業者につけこまれがちです。
常識外れの見積もりを出されても、こんなものかと思い発注する人は少なくありません。
しかし、事件現場特殊清掃士は厳密なガイドラインに沿って活動しているため、料金についても適正な設定がされています。
安心して見積もりをとれるでしょう。
遺族や近隣住民へのコンプライアンス
特殊清掃とはいっても、死亡現場に足を踏み入れるからには、最低限の礼儀、敬意は払ってほしいところです。
しかし、特殊清掃員は作業効率を優先するあまり、遺族や近隣住民への配慮を欠いてしまいます。
換気のために窓を開けて腐臭をまきちらしたり、遺族に横柄な態度をとったりされると、依頼人は不愉快な気持ちになるでしょう。
事件現場特殊清掃士はコンプライアンスも含めて、常に勉強を重ねています。
事前に注意をしておけば、作業効率よりも遺族や近隣住民の心象を優先してくれます。
特殊清掃料金の相場

特殊清掃の料金は掃除をする場所の間取りと作業内容で決まります。
間取りが広ければ広いほど作業日数と作業員数が必要になるので、人件費や稼働日数、基本作業料金がかさんで高くなります。
また、特殊清掃の内容は多岐に渡りますが、孤独死現場の特殊清掃や火災、水害現場の特殊清掃など専門性を必要とする作業が加わるとその分料金がかかります。
具体的に、どれくらいの料金が必要なのか見てみましょう。
間取り別特殊清掃の料金相場
間取り別の清掃料金としては、1R・1Kで70,000円~、 1DKで100,000円~、1LDKで130,000円~、2DKで180,000円~、3LDKで240,000円~となります。
3LDKと1R・1Kの間取りと比較すると3倍以上の料金になるため、間取りが特殊清掃の料金を決めるかが分かるでしょう。
ペット屋敷やゴミ屋敷、孤独死の特殊清掃の場合は汚れている部屋は一部でも、他の部屋にシミや臭いが浸透していたら清掃するスペースは広くなります。
作業別特殊清掃の料金相場
間取り別の特殊清掃料金に追加されるのが、作業内容別の料金です。
ここでは、特殊清掃に多い作業として、火災現場清掃・水害復旧現場清掃・孤独死現場の清掃・ゴミ屋敷の清掃・ペット屋敷の清掃という5つのパターンに合わせて、主な作業別の料金相場を紹介します。
特殊清掃を依頼するとどれくらいお金がかかるのか目安が把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。
火災現場清掃
建物内部密閉作業としては、火事現場をコンパネやブルーシート、養生シートで密閉する作業があり、料金は時価になります。
初期有害物質分解作業としては、物が燃えることで大量発生したダイオキシン濃度を一時的に下げて、安全に作業できる状態にすることです。
料金は50,000円~(1部屋)となります。
分別・梱包・袋詰め作業としては、焼け焦げた残置物を分別し、袋詰めをする作業があり、料金は140,000円(5㎡)となります。
水害復旧清掃
水害復旧清掃は、どの部分まで浸水しているのか・どの部分を特殊清掃業者に任せたいかによって料金が大きく変わります。
業者で行われている料金相場を見てみましょう。
床下洗浄作業としては、汚泥を搬出してきれいに清掃する作業(床下断熱材など軽微な修理に対応)があり、料金は3日で489,994円(税込)、4日で624,634円(税込)となります。
床下消毒作業としては、殺菌力の強いオゾンを使用して、隅々まで消毒をする作業があり、料金は102.887円(税込)となります。
床下排水作業としては、床下に溜まった汚泥を排水する作業があり、料金は1日で44,064円 (税込)となります。
床上浸水清掃作業としては、床上浸水した家財の清掃と消毒を行う作業があり、料金は1日で44,064円(税込・1人)となります。
床上浸水消毒作業としては、カビ菌除去や薬剤塗布、消毒を行い衛生的な空間を取り戻す作業があり、料金は69,244円(税込・1部屋)となります。
家財清掃作業としては、汚れてしまった家財の清掃作業があり、料金は1日で44,064円(税込・1人)となります。
孤独死現場清掃
孤独死現場の作業料金はトイレやお風呂、リビングなど、どこで孤独死をしたのかによって大きく異なります。
弊社では、下記のような料金相場で作業を承っています。
便座脱着作業としては、便座を取り外しして床下の汚れを確認し清掃する作業があり料金は9,800円となります。
床下洗浄コーティングとしては、床下のコンクリート等に付着している汚染物を取り除きコーティングする作業があり料金は35,000円となります。
床の切断作業としては、トイレや脱衣所に敷かれているカーペットフロアを?がして、汚染物が染み込んだ床材を切断する作業があり、料金は35,000円となります。
洗面所の撤去 というのは、洗面台を撤去する作業があり、料金は15,000円となります。
トイレのハウスクリーニングというのは、原状回復のための清掃作業があり、料金は9,800円となります。
ゴミ屋敷の清掃費用
セルフネグレクトなどで部屋の中にゴミが溜まりゴミ屋敷となった場合にも、特殊清掃を依頼することが多いです。
ゴミ屋敷の料金は、ゴミの量と作業時間に大きく左右されます。
目安となる料金は、次の通りです。
車両費としては、ゴミを運搬する車両にかかる費用があり料金は2トントラックで10,000~15.000円(1台)からとなります。
ゴミの分別・袋詰め作業というのは、ゴミを分別して袋詰めをする作業があり料金は1時間当たり10,000円~20,000円(1人)となります。
清掃作業というのは、室内を清掃する作業があり、料金は別途請求になります。
ゴミの処分費用というのは、ゴミ屋敷のゴミを処分する費用のことで、料金は別途請求になります。
回収するゴミの量が多い場合は、ゴミの分別作業に時間がかかりゴミの処分費用も高くなります。
例えば、ゴミの分別に2人で3時間かかった場合にはゴミの分別・袋詰め作業代として30,000円~60,000円ほどかかります。
ペット屋敷の清掃費用
ペット屋敷の場合は、ペットを飼育している部屋の広さと汚れ具合によって料金が左右します。
ペットを飼育している場合、引っ越しなどで原状回復が求められる場合には特殊清掃で消臭作業や消毒作業をすることがあります。
他にも、飼育放棄や多頭飼いの崩壊などでペット屋敷となっている現場を原状回復する場合があります。
糞除去作業としては、室内の糞尿を除去する作業があり、料金は35,000円(1人)かかります。
家財ふき取り作業や家財の拭き取り作業の料金は35,000円(1人)かかります。
壁紙剥がし作業としては、臭いが染み込んでいる壁紙を?がす作業があり、料金は35,000円(1部屋)かかります。
床解体作業としては、消臭効果や除菌効果を高めるために床を解体する作業があり、料金は35,000円(1部屋)かかります。
雑菌消毒、除菌作業や消臭や除菌を行う作業は料金が35,000円(1部屋)ほどかかります。
フェロモン臭分解作業としては、犬や猫のフェロモン臭を分解する作業があり、犬・猫が100,000円(1部屋)かかります。
特殊コーティングとしては、糞尿が激しい部屋のフロアカーペットを?がした後に専用コーティング剤を塗布する作業があり、料金は100,000円(1部屋)となります。
完全消臭作業としては、オゾン発生器を用いて消臭する作業があり、料金は別途計算となります。
依頼する特殊清掃業者の選び方

特殊清掃業者の選び方にはいくつかポイントがあります。
そのポイントを見てみましょう。
対応の早さが重要
特殊清掃を行う場面にはめったに遭遇しませんが、清掃が必要なときには部屋を速やかに引き渡すためにも、すぐに対応するのがおすすめです。
そのため、問い合わせをしてから清掃までの待ち時間が長くかかる業者は、避けたほうがよいでしょう。
また、業者の料金体系が明確であることも重要です。
清掃を終えてから予期せぬ追加料金を請求されないように、事前にしっかり見積もりをして追加料金がかからない業者を選びましょう。
いざ特殊清掃をすることになると、慌てて業者の比較をしないで選んでしまうケースもあります。
しかし、可能であれば複数の業者のプランを比較すると、より納得できる成果が得られるでしょう。
消臭対策が万全の業者を選ぶ
特殊清掃は単に価格だけで選ぶのではなく、清掃の質の高さで選ぶことが一番のポイントです。
室内の消毒や消臭作業を丁寧にしてもらえるかどうか、汚染箇所の清掃手順や内容などはあらかじめ説明を受けて、内容を比較するのがおすすめです。
特殊清掃で特に重要なのは、室内の消臭と消毒をしっかり行ってくれる業者を選ぶことです。
中途半端に消臭と清掃を行って、臭いが残ると、もう一度特殊清掃が必要になることがあります。
最初の清掃で完全に消臭・殺菌してもらえれば二度手間がかかりません。
業者を選ぶときは、これまでの特殊清掃の実績や口コミを確認しておくとよいでしょう。
一般的なハウスクリーニング業者よりも特殊清掃を専門にしている業者を選んだほうが、仕上がりの質が高まります。
サービス内容を吟味することも大切
特殊清掃に対応する業者の場合、遺品整理にも対応していることが多いです。
遺品整理もセットで行うと、形見分けまで一度に済ませることができるので、作業が効率よく進むことでしょう。
業者を選ぶときには、単に片付けのための清掃を行うのではなく、遺族の気持ちに寄り添って遺品整理をしてくれる業者を選びましょう。
遺品整理士が在籍する業者を選ぶのも選択肢の一つです。
実際にサービスを利用した人の感想をチェックするのも業者選びの参考になります。
特殊清掃と特殊清掃料金相場!まとめ

ここまで、特殊清掃は何か、どういう状況のときやどういう場所で利用するのかを素人でもわかりやすく紹介してきました。
特殊性を依頼したほうが良いケースとはどういうケースで、どういうメリットがあるのかが分かったのではないでしょうか。
特殊清掃は自分でするよりも業者へ依頼してやってもらったほうが心身共に安らげるのではないでしょうか。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。









