特殊清掃現場ではいろいろな匂いが発生します。
特殊清掃現場ではどのような匂いが発生して消すには特殊清掃を行う必要があります。
今から具体的にどのような悪臭が発生して、どのような特殊清掃現場で発生するのかを詳しく紹介します。
悪臭と言われる匂い

匂いの中には悪臭と言われるものがあります。
ここでは、その悪臭について詳しく紹介します。
◇悪臭とはどういうもの
悪臭というのは、人間が感じる嫌な臭いのことです。
実際に、悪臭とはどのような臭いなのかは、明確な定義はなく、人それぞれ違います。
例えば、工場など化学物質を取り扱う場所では、その排水や処理したときに出る煙などの臭いが周辺環境に悪影響を及ぼさないように、悪臭防止法という法律があります。
この場合、対象となる臭気またその物質が決められていて、それらを抑制することを求められています。
◇特殊清掃現場で発生する悪臭
悪臭とは菌が発生していると考えてください。
特殊清掃現場での悪臭と言えば、故人から漏出した体液や腐敗液になります。
その現場の温度、湿度などによって変わりますが、通常、亡くなってから、1日~2日で腐敗が進むのが一般的です。
生前のように免疫力を体内に持たない遺体には、細菌の増殖を止められません。
微生物が体内のタンパク質を分解して、時間経過とともに体液、腐敗液として体外へ漏出します。
遺体から漏れ出た体液、腐敗液は空気中に蒸発して天井や壁、家具類へ付着して部屋全体に広がり、やがて家中、屋外へと広がっていきます。
それがどんな臭いかと言えばもう二度と嗅ぎたくない臭いとしか言いようがありません。
◇特殊清掃現場の消臭作業
もう二度と嗅ぎたくない、そんな強烈な臭いは、一般的なハウスクリーニングで消すことができるでしょうか。
ほとんどの場合消せません。
例えば、孤独死の現場では、発見までに大半が数日以上かかります。
夏場であれば、24時間以内に腐敗が始まるため、同時に遺体から臭いが発生し始めてしまいます。
こうした臭気は、目に見えない臭い分子となって、部屋に残された衣服や書籍などあらゆる物にゆっくりと広がっていき、体液はフローリングやクッションフロア、畳の僅かな隙間を通って下地へ、更に基礎部分まで浸透してしまいます。
壁面にもたれかかるようにして亡くなっていた場合は、ビニールクロスや下地、石膏ボードまで染みていくことがあります。
このように、臭いの元が、建物の構造奥深くまで入り込むと、いくらハウスクリーニングを行っても、臭いの元は取れないために、根本的な臭いの解決はできません。
また、市販されている芳香剤や消臭剤を置いたとしても、臭いがすっかり消えることはほとんど考えられないでしょう。
ただ、一時的な処置であれば、表面的なクリーニングや消臭剤を置くことで臭いが収まります。
しかし、その後で再び臭いが舞い戻ってくる事は間違いありません。
特殊清掃現場でなぜ悪臭が発生するのか?

特殊清掃に入る現場は、大きく分けて人が亡くなった現場とゴミ屋敷の2種類に分けられます。
臭い匂いが問題になるのは、特に孤独死や自殺が起きた現場です。
何かの原因で遺体の発見が遅くなると、その間に遺体の腐敗が進んでしまいます。
それに伴って悪臭が発生し、部屋中にその匂いが染み付いてしまいます。
消臭剤ではとても隠せないほど、強烈な匂いです。
どのくらい臭いが強烈かと言うと、孤独死現場の異臭が部屋の外に漏れ出し、あの部屋から嫌なニオイがするという近隣住民からの通報で警察が動き、孤独死が発見されるケースもよくあります。
孤独死現場に充満する死臭は、普通の人では耐えられません。
では、どうしてそこまでひどい匂いが発生するのかと言うと、孤独死現場には悪臭が発生する要因はたくさんあります。
まず、遺体から発生する死臭があります。
その匂いはチーズや生ゴミが腐った匂いやくさやの匂い、と言われることもありますが、そんな生易しい匂いではないというのが実際に作業にあたる作業員の実感です。
ガスマスクを装着しても、慣れない人は嫌なニオイを感じます。
悪臭はこうやって発生する
悪臭がなぜ発生するかと言うと、細菌が発生することが原因です。
生きている間は免疫作用で細菌の発生は抑えられますが、人が死ぬと免疫の働きがストップしてしまい、細菌が繁殖を続けタンパク質を分解します。
タンパク質を分解するときに出る物質が、ひどい死臭を生み出しています。
気温や湿度が高ければ高いほど細菌の働きは活発なので、より強い匂いが発生します。
亡くなる前の状況にもよりますが、糞便や尿が現場に残されているときもあります。
また、孤独死現場はゴミ屋敷状態になっていることもよくあります。
こうなると、生活ゴミの腐敗による腐った匂いも同時に発生し、さまざまな悪臭が混ざりあった状態になってしまいます。
こうなると、たとえ見た目をキレイにしても、時間を経過させても、嫌な匂いを取り除くことはできないでしょう。
◇悪臭が発生するのにどのくらいの期間が必要
亡くなった環境によって、死臭が発生するまでの時間には差が出ます。
夏場は1~2日、冬場でも5日程度で腐敗臭が強くなります。
腐敗臭が発生するような状況では、ウジ虫なども大量に発生して、衛生環境も非常に悪くなります。
冬場でも、こたつの中やカーペットの上で、また暖房をつけたままの状態で亡くなっていた場合は、かなりのスピードで死臭が発生します。
特殊清掃が必要な現場とは?

特殊清掃が必要な現場にはどういうところがあるのでしょうか。
ここでは、特殊清掃が必要な現場にはどのようなところがあるのかを紹介します。
◇死臭
死臭とはどういう匂い
死臭は腐敗臭・腐乱臭とも呼ばれていて、その匂いの原因は遺体の腐敗によるものです。
人間の体内には、実は微生物やバクテリアなどの細菌が潜んでいます。
免疫作用によって生きている間はこれらが増殖することはありませんが、死亡して免疫作用がなくなると同時に細菌は一気に増殖します。
増殖した細菌が遺体を分解して腐敗が始まり、死臭とよばれるガスが発生します。
死臭は、一般に、夏場であれば死後2~3日、冬場でも5~7日程度で発生します。
ただし、亡くなった人の体質や部屋の環境次第では腐敗の速度はいろいろです。
また冬場でも、暖房で温められている部屋やこたつの中など温度の高い所で孤独死した遺体は腐敗が早く始まることから、死臭も早く発生します。
死臭は、たとえていうとクサヤやチーズ、生ゴミが腐敗したような匂いのようなものです。
クサヤについて注釈すると、魚の干物の一種で、普通の干物は乾燥させるだけですがクサヤは発酵させてあります。
大豆を発酵させた納豆に臭みがあるのと同じで、クサヤは普通の干物より臭いが強いです。
これが名前にまでなっているほどクサい理由です。
死臭は、そのクサヤが腐敗して臭気が数倍、数十倍になったような匂いと考えるといいでしょう。
匂いのレベルは遺体の状況によっても変わりますが、人間の体は当たり前ですがクサヤやチーズ、生ゴミよりはるかに大きいので、尋常ではないほどの悪臭といっていいでしょう。
◇犬や猫屋敷
犬や猫を多数飼っていて、長い期間世話を怠っていた所謂犬猫屋敷の匂いは、特殊清掃じゃないと消せない除臭難易度の高い悪臭です。
蔓延する悪臭は次のようなものが交ざった匂いになります。
何匹、何十匹の犬や猫が至るところに排出した糞尿の匂い・喧嘩や病気で体から出た体液や血液の匂い・死んだ犬や猫の放つ腐敗臭・腐敗臭に群がって発生したウジなどの害虫が繁殖する匂いなどです。
犬猫屋敷はゴミ屋敷とおなじようにほとんどが汚れきっていますが、ゴミ屋敷以上にひどいのは、ゴミを取り除いても、床面や壁面などはボロボロな状態で、床に撒き散らした糞尿が広範囲に染みついているところです。
犬猫屋敷の消臭作業をしていると子犬や子猫の死体を見つけることもよくあり、到底自力や一般のハウスクリーニングでは太刀打ちできません。
◇ゴミ屋敷
アンモニア臭
ゴミ屋敷には、鼻を刺激するアンモニア臭が漂っています。
普段トイレ掃除をしていないので、尿石と呼ばれる、尿に含まれる成分が便器にこびりついていて、ひどい匂いが出てとれなくなります。
また、アンモニア臭はトイレ以外でも、長く洗っていない衣服やタオル、ベッドのシーツからも放出されます。
汗や加齢臭が布に染み付くと、尿と同じアンモニア臭が発生します。
特殊清掃では、このようなアンモニア臭を消すために複数の薬品を試して、原因に合った対処方法を見つけて匂いを除去します。
カビの匂い
ゴミ屋敷には、生ゴミ臭に加えカビ臭も匂います。
ゴミを溜めるような部屋では、洗面所や風呂、トイレなどカビなどが繁殖しやすい水回りの手入れがされていないからです。
洗面所や風呂場までゴミ置き場と化した部屋もあります。
カビは、繁殖するときに老廃物が出て、悪臭を大量に放ちます。
長期間水回りを入れしていないと、カビが発生して匂いが取れなくなり、進行すれば使うこともできない状態になります。
放置し続けるとカビはどんどん増殖し、やがて、窓枠、壁、天井と範囲を広げ、部屋中に青臭いカビ臭を発します。
特殊清掃では、繁殖したカビ臭を完全除臭する他、カビや汚れで使用できなくなった配水管のトラブルにも対応します。
生ごみの匂い
ゴミ屋敷と聞いて、最初に思い浮かぶのが生ゴミ臭ではないでしょうか。
どんな匂いかというと、弁当の食べ残しを1ヶ月放置した匂いを想像してください。
それはやがて腐りだし生ゴミ臭を発生させます。
この匂いは、食べ残しから発生するのではなく、そこにいる微生物がゴミを分解する過程で出す排出物や、化学反応で発生するガスなどの匂いです。
ゴミの山を処理しても匂いがなくならないのは、この生ゴミ臭が壁や天井にまで染みついてしまっているからです。
匂いの粒子が部屋中に蔓延して、壁からも、天井からも匂いがする状態になっています。
ここまでなると、特殊清掃の専門的な消臭を行わないと完全消臭できません。
特殊清掃現場の悪臭を消臭する方法

特殊清掃では、どうやって強烈な臭い匂い・死臭を取り除くのか、具体的な方法について紹介します。
特殊清掃にはいろいろな手順がありますが、ここでは特に消臭の方法について紹介します。
◇換気してもいいの?
まず、特殊清掃を行うときには換気してはいけません。
部屋が臭うからと言って窓を開けて換気して空気を入れ替えるかもしれませんが、死臭というのは空気中を漂っているのではなく、部屋中に染み付いているのです。
つまり、空気を入れ替えたぐらいでは変わらないということです。
また、悪臭が周囲に漏れ出して近所迷惑になってしまいます。
ウジ虫やハエなどの虫が発生しているときは、それらを外に撒き散らす原因にもなります。
消臭剤や脱臭機の効果を高めるためにも、特殊清掃時は締め切った室内で作業を行うのが一般的です。
◇特殊清掃現場の消臭作業
薬剤を使って最近の除去
汚染している箇所をクリーニングする
初期作業が終わったら、まず見た目でわかる汚染箇所を清掃します。
遺体は搬出された状態でも、亡くなっていた付近には血液や体液、脂、消化液などが残っています。
また、それらが染み込んだ布団やカーペットなどもそのままの状態です。
最初に、それらを丁寧に片付けていきます。
まず、布団など搬出できるものは、臭いが出ないように梱包してから搬出します。
そして、凝固した血液や体液などを丁寧に剥がし、キレイにします。
もし、体液などが床板や畳に染み込んでいる場合は、大家や管理会社に連絡した上で、汚染箇所を解体します。
どうしてもリフォーム費用はかかりますが、思い切って解体すれば根本的な匂いが消せます。
トイレや風呂に汚物があるときや、カビがひどい場合は、それらも異臭の原因になるので、一緒に清掃します。
遺品を整理する
汚染箇所が清掃できたら、次は遺品整理や残置物の処理です。
特殊清掃現場は、足を踏み入れただけでも、顔や髪の毛、衣服にいたるまで臭いがこびりつくような凄まじい現場です。
部屋に残されていたご遺品や、家財道具には洗濯しても落ちないほどの匂いが染み付いています。
ですので、ご遺族と相談しながら、残す遺品を仕分けて、それ以外は搬出して処分の手配をします。
消臭作業
部屋の中がすっかり片付いたら、最後に脱臭作業です。
当社では、オゾン脱臭機を用いて消臭・除菌を行っています。
高濃度のオゾンを使うことで、臭いの原因を取り除くことができます。
強い薬剤を使うわけではないので、安心です。
施工終了後にはオゾン臭ともいわれる独特の匂いがありますが、これは時間が経てば気にならなくなります。
作業技術のない業者だと、その場では消臭できたように思っても、後日臭い戻りがあるケースもあります。
当社はそのような場合、しっかりアフターフォローをしています。
特殊清掃現場で発生する悪臭とは?悪臭を消す方法は!まとめ

ここまで、特殊清掃現場で発生する悪臭の種類や、発生する場所について詳しく紹介してきました。
そんな悪臭を消すためには特殊清掃業者へ依頼して専用の消臭作業を行う必要があるということが分かったのではないでしょうか。
特殊清掃作業を業者へ依頼してどのような作業を行うのかもここで紹介してきましたので、特殊清掃とはどういうものなのかがわかったのではないでしょうか。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。







