特殊清掃現場でよく聞く要望!...

特殊清掃を業者へ依頼したときに、依頼者が疑問に思う点や要望などに土江詳しく紹介します。
その内容を理解するには、まずは特殊清掃とはどういうものなのかも知っておく必要があります。
ここでは特殊清掃とはどういうもので、特殊清掃現場で依頼者がどのような要望を業者へ行っているのかを紹介します。

まずは特殊清掃を知ろう!

まずは特殊清掃を知ろう!

特殊清掃という言葉をご存じでしょうか?特殊清掃というものはどういうものか具体的に紹介します。

◇特殊清掃とはどういうもの?

特殊清掃とは何か?孤独死、事故死、自殺、殺人など人が亡くなった部屋の場合、遺品整理とは違う作業になります。
血痕や体液がついているときは、普通の清掃では落とせませんし、亡くなってから時間のたった部屋などの匂いは簡単には落としきれません。
特殊な清掃を行わなければいけないことと、一般の方が作業するのは精神的にも簡単ではありません。
このような作業を行う事を特殊清掃と言います。

◇特殊清掃でまずやるべきこと

人が亡くなって場所は異臭が発生し、近隣や家主との間でトラブルになります。
業者は最新消臭技術と機材を使い臭いの元を完全に除去します。
特殊清掃では、消臭処理だけではなく、亡くなった後に日数が経っている場合は、汚物の除去清掃や消毒、害虫駆除が必要なこともあります。
血痕の付いた部屋などは経験豊富なプロの作業員で落としてくれます。
賃貸契約の部屋は家主と話し合わなければいけません。
家主や管理会社に対して、作業手順や内容を説明してくれるので、依頼者の負担をできる限り取りに除けるようお手伝いします。
近隣トラブルにならないようにプライバシー管理に配慮して、引き受けた仕事は最後まで責任を持って取り組んでくれます。

◇特殊清掃にかかる費用

特殊清掃の作業料金は、現場の状況次第です。
見積時に状況を確認してくれて、どこまでの作業内容を行うかなどを確認します。
それによって料金を説明して、要望に合わせた適切お見積りをしてくれます。
見積りはほとんどが無料になるので、まずは業者へ相談してください。
次の料金表は基本料金になります。
状態に応じて金額は変動します。
汚物掃除は30,000円~、害虫駆除は30,000円~、消臭のみの場合は30,000円~、害虫駆除(汚物清掃、害虫駆除)は45,000円~、消臭(汚物清掃、消臭)は45,000円~、特殊清掃(汚物清掃、害虫駆除、消臭)は60,000円~となります。

特殊清掃現場で行われる作業

特殊清掃現場で行われる作業

特殊清掃着現場では具体的にどのような作業を行われるのでしょうか。
その作業内容を紹介します。

◇作業1:汚れを除去する

孤独死の後、なにもしないで遺族だけで遺品整理をするのは非常に危険です。
その為、作業は1時間~3時間程度で入室が出来るようにします。
まず、部屋全体の消臭・除菌を行います。
電動タイプの噴霧器や手動タイプの噴霧器を使って、部屋全体に噴霧します。
そのときは、複合型二酸化塩素を使って、短時間で効率的に消臭・除菌を行います。
その後、体液や汚染された家財の除去、清掃を行います。
作業中に臭いが漏れないように圧縮袋などで梱包し真空状態にします。
真空にすれば周囲に悪臭を広めなくて済みます。

◇作業2:消臭作業

1時間程度作業して、粗消臭します。
注意してほしいのは、この状態では一時的に臭いは軽減できますが一時的だけであり、その後はまた臭いが戻ってきます。

◇作業3:遺品整理

ここまでくれば、一時的にではございますが、入室が可能になりご遺族様での遺品の整理ができます。

◇作業4:原状回復作業

賃貸住宅の場合は原状回復をしなければいけません。
ただ、今回の場合、不動産管理会社の手配にて原状回復工事の為、作業しません。

特殊清掃業者が特殊清掃現場で注意するポイント

特殊清掃業者が特殊清掃現場で注意するポイント

未経験の人が特殊清掃人として働きたいと民間資格で基本を勉強することも良いことですが、それだけでは十分ではありません。
普段注意しなければいけない事を4つ紹介します。
近隣への被害に注意・自らが感染症にかからないこと・料金は適正価格か?・適切な価格設定の4つあります。

◇近隣への被害に注意

作業中に特殊清掃現場の窓を開けると近隣に死臭をまき散らしてしまいます。
ハエのような害虫が近隣を襲う等の周囲に多大な被害を与えます。
心労が重なっているであろうお客にさらなる負担を強いてしまう事は、絶対にしてはいけないので注意しなければいけないポイントです。

◇自らが感染症にかからないこと

孤独死の部屋に見積りや作業で入る時に、故人の死因までの情報を知る事はほとんどありません。
亡くなった方が重篤な感染症を患っていた、という可能性もゼロではありません。
ですから消毒剤散布、防護服、防毒マスク等十分な対策を行ってから作業に移る必要があります。
亡くなられてから数時間で、腸内細菌が有機物の分解を始め腐敗ガスを発生させます。
死後3日も経てば蛆虫等の害虫が発生します。
ハエやゴキブリにより体液の汚染箇所は広がり、二次感染の危険性が高まります。

◇料金は適正価格か?

集合住宅の場合、体液が下の階の部屋まで染み込んでしまうということもあります。
技術を持っていない業者は、体液がある箇所の見た目だけしか清掃しません。
その後はオゾン脱臭機を長時間稼働させれば消臭ができると思っています。
見た目が綺麗でも体液が染み込んでいる場合、臭いは滲み出てきてしまいます。
臭いの元を除去できていなければ、オゾン脱臭をどんなに長時間行っても臭いは消えません。
未熟な業者はオゾン脱臭機を無意味に稼働させているので、価格が上がります。
適切な施工をしなければ作業時間が増え、無意味に価格が上がります。
これでは特殊清掃人の価値がありません。
特殊清掃人は確かな技術を提供し、お客に寄り添う仕事でなければいけません。

特殊清掃現場でよくある要望

特殊清掃現場でよくある要望

特殊清掃現場ではお客からの要望がよくあります。
ここでは、その代表的な要望を紹介します。

◇要望1:清掃作業中に立ち会える?

これまでにお立合い頂いたケースは非常に稀ですが、要望があればできます。
ただし、お客の安全のために、最初に現場の消毒、消臭を行った上、スタッフから注意点を説明してからの立合いをお願いします。

◇要望2:清掃現場の立ち会いは必要?

事前の打ち合わせや事後の確認を頂ければ大丈夫です。
遠方で立会いが出来ない、仕事で日時調整がつかない、現場に入りたくない場合は、後日作業完了報告書(写真あり)を郵送にて贈るのでそちらを確認してもらうことになります。

◇要望3:作業前に近隣へ挨拶をしてもらえるか?

お客の要望があれば、業者によってはハウスクリーニング作業員や引っ越し業者として作業前に来てもらえます。
中には、興味で事情を聞いてくる方もいますが、お客からの承諾がない限り作業内容や詳細な事柄は絶対に公開されません。

◇要望4:近所に知られないように作業できるか?

荷物の移動や運搬が伴うので、完全に無音ではできません。
ただし、事情が事情だけに引っ越し業者などに扮して極力気づかれないように作業を行わせて頂きます。

◇要望5:土日祝日でもやってもらえるか?

業者によっては 24時間年中無休で、対応してもらえます。
困った状況をいち早く解決し、少しでも肩の荷を下ろしてください。

◇要望6:即日にやってもらいたい

特殊清掃現場では、状況により金額が大きく変わります。
過去、概算見積額より20万円ほど安く作業を完了したケースもありますし、その逆もあります。
従って、電話で正確な見積もりができないのが現状です。
現場へ来てくれて、見積だけでも大丈夫な業者もあるので一度相談してみてください。

特殊清掃現場でよく聞く要望!まとめ

特殊清掃現場でよく聞く要望!まとめ

ここでは、特殊清掃現場で行われる特殊性とはどういうものか、その流れについてわかりやすく紹介してきました。
そして特殊清掃現場で依頼者から業者へたくさんの要望が出てきています。
その要望についても代表的なものをいくつか紹介してきました。
今から特殊清掃を業者へ依頼しようと考えている方は、ぜひ来こちらの情報を参考にして役立ててください。

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