清掃員の仕事で高額報酬を得るためにはどのようにすればいいのでしょうか?清掃員には一般的な清掃員と特殊清掃員の2つがあります。
特殊清掃員は儲かるようです。
では、特殊清掃員とはどういう仕事をして、どのようにすれば儲かるのかを詳しく見てみましょう。
特殊清掃業者の特殊清掃員とはどういう人?

清掃員と聞くと、多くがマンションやビルの掃除を想像される方です。
清掃員の給料は安いというイメージが強いですが特殊清掃員の給料は、一般的な清掃員と比べるとかなりの高額の報酬額です。
一体特殊清掃員とはどんな仕事でいくら位稼ぐことができるのでしょうか?詳しく見てみましょう。
◇特殊清掃員とは
特殊清掃員と清掃員の大きな違いは、特殊清掃員は特殊な場所を清掃するということです。
特殊清掃員が掃除をする場所は、オフィスビルやマンションとは違って依頼があった場所です。
事故死や孤独死や自殺などの現場を清掃します。
死後から長い期間が経過し、悪臭が放ってしまった部屋の掃除が主な仕事です。
◇資格は必要ないの!?
そんな、特殊な場所の清掃と聞くと、何か資格が必要だと思われる人も多いでしょう。
しかし、特殊清掃員になるのに特に必要な資格はありません。
必須ではありませんが、清掃以外にも故人の遺品整理をすることもあるため、遺品整理士の資格を持っておくと役に立つかもしれません。
さらに、事件現場特殊清掃士という民間の資格もあります。
◇募集はどこでやってる
特殊清掃員のアルバイトを見つけるには、いろいろな方法があります。
まず、アルバイト求人で検索してみてください。
また、特殊清掃の専門会社に募集がないか確認することもできます。
さらに、自治体で特殊清掃員を募集していることもあります。
探してみると遺骸にたくさんの求人を見つけることができます。
特殊清掃員の仕事と報酬

特殊清掃員と一般的な清掃員との違いは、現場の過酷さです。
特殊清掃員の仕事は悲惨な現場を元の状態に戻すため、いろいろ大変な作業があります。
その一部を紹介します。
また、仕事に対する報酬はどんなものなのかを紹介します。
◇特殊清掃士の仕事
孤独死の現場、特殊清掃員は、特殊清掃員の仕事内容や大変さなどが紹介されていました。
作業前は汚染されないように必ず専用の作業着とマスクを着用します。
特殊清掃員を長年やっていると部屋の状況を見て、亡くなった方がどんな人だったか分かると言います。
例えば、お酒の空瓶や缶が散乱している場合は、肝臓などの病気で亡くなるケースが多いようです。
清掃には一般清掃と特殊清掃があり、始めに一般清掃で部屋の大まかなゴミや家具などを片付けていきます。
清掃途中に遺体の遺品が出てきた場合は、親族に連絡します。
大量のゴミや家具を片付けるため、エレベーターは決して使わずに階段を使用すします。
そのため、体力勝負だと言えます。
次にやるのが、特殊清掃として遺体から出た体液を除去です。
体液清掃が終わると悪臭を除去するために、特殊な消臭剤を使います。
この作業で、マスクが要らなくなるまでに悪臭を除去できます。
まずは悪臭に耐えること
特殊清掃員の一番必要なことが、悪臭に耐えることです。
故人の後処理のため、体液が床やシーツに染みだしているケースが多いのです。
また、数日や長い場合だと数か月も放置されているため、食べ物や汚物の腐敗が進み悪臭を放っています。
特殊清掃員の話しによれば悪臭が消えず、体調を崩す清掃員もいるということです。
夏場は、さらに悪臭は酷くなります。
現場にも耐えること
また、よく悲惨な現場に遭遇することがあります。
例えば、トイレで力んだ瞬間に高血圧でそのまま亡くなる場合は、汚物と死体がそのまま放置されてしまうため想像以上に悲惨な光景です。
故人には、大量のウジが沸き、体液が床に広がっています。
想像するだけでも、悲惨な状況が伝わって来ます。
こういった現場を元の綺麗な状態に戻さなければいけません。
精神的に非常にきつい
痛ましい現場を体験したことで、精神的に病んでしまうケースもあります。
メンタル面でも強くないと務まらない仕事だということがわかります。
休みが不定期
また、正社員はいつ仕事の依頼が来るかわからないため、休みが決まっていない点も挙げられます。
休暇中に突然、仕事が入るということもあります。
特殊清掃員は、覚悟が必要な仕事ですが、その分需要が高い職種です。
高額報酬を得ることができる特殊清掃員を検討してみてはどうでしょうか。
◇仕事に対する報酬は
アルバイトで働く場合
一方、アルバイトの場合の時給の相場は、1000円~3000円が相場と言われています。
一般的な清掃員の場合、関東の相場が968円なので、相場よりも高いことが分かります。
正社員で働く場合
気になる報酬ですが、募集の多くが正社員で募集しています。
月収の相場は、20万~30万円で勤務歴が長くなるとその分給与に上乗せされることもあります。
また、前述で挙げた資格を保持していると資格手当も支給される会社もあります。
ですから、資格を持っている方が稼げます。
特殊清掃士として働いて給料を上げる方法

特殊清掃において給料を上げるには、他の企業と同じで成果を出していくというのが基本です。
しかし、それ以外にも資格を取って給料を上げる方法、自分で始めて手取りの給料を上げる方法があります。
それぞれの特殊清掃で給料を上げる方法を見ていきましょう。
◇独立開業する
自分で特殊清掃の会社を設立して給料を上げる方法もあります。
もちろんこれには倒産のリスクがあり、給料ももらえない自体があることは間違いありません。
しかし、自分自身で会社を興すことで自身の給料をコントロールできます。
特殊清掃の現場で経験を積んで、独立するというのは給料を上げるための手段の1つです。
まずは、会社に入って経験を積んだら、給料や収入面を上げるための独立も考えてみると良いかもしれません。
◇資格を取得する
中型免許
中型免許も持っていると会社内で優遇され給料アップが期待できます。
特殊清掃では、トラックが運転できることは必須です。
普通自動車の運転免許は絶対ですが、中型免許は歓迎されます。
特殊清掃の後の遺品整理をするときには、どうしても大きな荷物を運び出差なければいけなくなります。
そのときは2トンや3トンのトラックを使って運び出すことになります。
中型免許を持っていれば、即戦力として活用してもらえます。
会社内で中型免許を持っている人が少なければ、給料面も優遇してもらえます。
事件現場特殊清掃士
特殊清掃の基礎が学べる資格が事故現場特殊清掃士になります。
資格取得のために現場経験をする必要はないので、実用性には欠けますが、特殊清掃とは何かを理解する上では効果的な方法です。
特殊清掃のことを知っている方が良いです。
資格取得には、25,000円の資格の受講料が必要です。
資格の勉強は通信講座で行われ、資格取得までには2ヶ月必要です。
また、合格した後の認定手続き費用には5,000円ほどかかります。
特殊清掃の基礎を知りたい人や、現場での給料を上げたい人は持っていると便利な資格でしょう。
遺品整理士
特殊清掃の現場では、ほとんどの場合において遺品整理が伴います。
そのときに、遺品整理士の資格を持っていることで依頼者の方に安心感を提供できるので、給料面に大きく影響します。
また、遺品整理士の資格を取るには遺品整理とは何かを理解できるので、特殊清掃の職業に就きたい方や給料をアップさせたい方にはピッタリの資格です。
資格取得には、事故現場特殊清掃士と同様に25,000円の受講料が必要になります。
こちらも勉強は通信講座で行い、2ヶ月の受講期間があります。
合格後は、認定手続き費用に5,000円ほど必要です。
特殊清掃員としての給料アップや遺品整理について詳しく知りたい方は受講と資格の取得を目指しましょう。
脱臭マイスター
脱臭マイスターの資格を持っていれば、特殊清掃員としての給料をアップさせられます。
脱臭マイスターは、臭気に関する基礎知識を学んで、どのように悪臭を取り除くかを学べる資格です。
特殊清掃の場合には脱臭することが、重要な仕事なので、臭いの除去方法については知識を持っていた方が良いでしょう。
この資格を持っていれば、特殊清掃作業の最終段階で役に立つため、給料もアップさせられます。
脱臭マイスターの資格は、一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会が開催している講習会を受ければ取得できます。
協会会員であれば30,000円、一般であれば50,000円支払えば受講できます。
特殊清掃の最終的な作業をしっかり終わらせたいなら取得しておきましょう。
特殊清掃員としての給料も上げることができます。
特殊清掃士に向いている人

特殊清掃の仕事と給料面の割が合っているかどうかは本人次第です。
それでは、どのような人が特殊清掃の仕事に向いていて割の合う給料を受け取れるのでしょうか?特殊清掃の仕事はその名の通り、特殊な仕事を担うために給料面だけで判断してしまうと初めての現場で後悔する事になります。
高額給料だけを重視して就職や転職を判断することは止めましょう。
ここからは、特殊清掃に向いていて、納得する給料を手に入れられる人の特徴を紹介します。
◇給料以外に人を助ける気持ちがある人
特殊清掃の仕事に向いているのは、給料面だけではなく困っている人を助けたいと思っている人です。
特殊清掃の給料は確かに他の仕事に比べると高額です。
しかし、その給料の高さには人が嫌がるような作業を行うというアドバンテージがついています。
給料面だけを求めている人が現場に入っても、すぐに挫折します。
特殊清掃の仕事は避けられがちですが、絶対に必要不可欠な仕事です。
人は必ず亡くなってしまうのですから、部屋の清掃も必ず必要です。
亡くなった方の遺族や、住宅の大家などは特殊清掃の仕事を必ず必要です。
特殊清掃の仕事は、これら特殊清掃を必要として、突然の出来事に困っている人を助けて初めて給料がもらえます。
特殊清掃の仕事に向いている人は給料面よりも困っている人を助けたいと感じていて、助けた対価に給料がもらえると考える人に向いています。
◇いろいろな状況で対応できる人
特殊清掃に向いている人は、どんな状況でも柔軟で冷静に対応できる人です。
特殊清掃の現場は二つとして同じ現場はありません。
孤独死した遺体が特殊作業員の都合よい場所にある訳ではないですし、害虫などが湧いているケースもあります。
そのため、現場に着いた瞬間から特殊清掃の仕事は始まっています。
時には驚いてしまうような現状もありますが、特殊清掃作業はしっかり行わなければいけません。
いかなる状況でも落ち着いて作業を全うできる人が特殊清掃の仕事に向いています。
◇人としての尊厳を尊重できるか
特殊清掃の仕事は人間の尊厳を尊重することができる人じゃないと長く続かない仕事です。
高額な給料だけをもらうために仕事をしていると、特殊清掃作業がおざなりになりがちです。
亡くなってしまった方も、生前に家族や友人など少なくない人にとって大事な存在のはずです。
亡くなってしまっているからといって、遺品整理や特殊清掃作業を軽んじているとその仕事は遺族の方や大家などに見破られます。
給料のために仕事をするのでは無くて、生きていた方への尊厳を尊重することを第一に特殊清掃作業を行う事が特殊清掃員のモットーです。
給料第一主義ではなく、人間第一主義で働ける人が特殊清掃員の仕事に向いている人でしょう。
特殊清掃員は儲かるの?収入を上げる方法!まとめ

清掃員の中でも特殊清掃員は儲かる職種だということを詳しく紹介してきました。
特殊清掃員の仕事内容は何か、報酬はどのくらいなのかなどについても詳しく紹介してきました。
また、特殊清掃員になるのに適した人がどういう人なのかもわかったのではないでしょうか。
もし、特殊清掃員に興味を持っている方がいれば、特殊清掃員になるうえで必要な情報をここで紹介してきましたので、ぜひ参考にしてください。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。







