特殊清掃は自分でできるものではありません。
必ずと言ってよいほど特殊清掃業者へ依頼して行ってもらうのが一般的です。
そこで、気になるのが失敗しないための業者の選び方とかかる料金です。
ここでは、特殊清掃業者の選び方やかかる料金について詳しく紹介します。
悪質な特殊清掃業者を避けるためには!

、特殊清掃が必要な案件の数も多いので、たくさんの業者が営業していて、その中には一定の悪徳業者もいます。
特殊清掃は、故人が生きてきた証を整理するというお別れの一環の作業です。
後でトラブルになるような仕事をすることは絶対に許されません。
悪質業者へ依頼しないために重要なポイントを紹介します。
ホームページで情報公開しているか?
専門業者を探すのであれば、多くの人はインターネットで「特殊清掃 業者」で検索するところから始めるのではないでしょうか。
その結果、多くの業者のホームページが一覧表示されるはずですが、内容はいろいろだと思います。
そんなとき、次の情報をしっかり把握できる内容が記載されていれば、安心できるでしょう。
創業年数・実績の多さ・請け負っている業務内容・保有している資格の種類・使用する機材の種類・料金プラン、目安などの費用に関する明確な表示・アフターフォローなどです。
資格を挙げましたが、特殊清掃は国家資格等の特別な資格がないとできない仕事とは違います。
ただし、特殊清掃を行う上で必要になる技能を認める資格であるいうものがいくつかあります。
そういった資格を持っている業者なら、一定の技術力があると言えるでしょう。
一般廃棄物収集運搬業許可・解体業許可・臭気判定、脱臭系の資格・害獣、害虫駆除系の資格などです。
ただし、書いておけば何となくプロっぽく見えるという安易な考えで、取得することが比較的簡単な資格のみ列挙している業者もあるので、注意しなければいけません。
特に一般廃棄物収集運搬業許可・解体業許可の資格がなく違法行為をして逮捕された悪徳業者も多いので、この2つの資格の有無は特殊清掃業者を決めるにあたってとても重要なものです。
親身に相談に乗る業者か?
遺族が特殊清掃を依頼するとき、心ではさまざまな感情が渦巻いていることでしょう。
そんな精神状態では冷静な判断を下すことが難しく、初めて行う特殊清掃の依頼に不安を感じるでしょう。
そういうものだと説明されれば、そんなものかと簡単に言いくるめられることが多いのです。
いい加減な説明で煙に巻いたりしないで、依頼主の相談に親身に寄り添い、ちょっとした疑問についても丁寧に説明してくれる業者にこそ依頼すべき業者です。
見積もりは相場内か?
特殊清掃に限った話ではありませんが、業者に依頼するのであれば、費用が相場の範囲内であることをみんな希望するはずです。
専門業者に仕事を依頼するとき、料金が発生します。
専門的な仕事なので、普通の依頼者はどんな費用がかかるのか見当もつかないでしょう。
料金設定は業者ごとに異なるので、なおさら依頼者は不安になることでしょう。
しかし、複数の業者に見積もりを依頼すれば、普通はある程度は似通った金額になります。
それが相場です。
例えば、次の相見積もりをもらったとします。
A社は32万円、B社は26万円、C社は30万円という見積もりです。
こうした金額が並んでいたとしたら、この案件の相場は30万円前後なのだと想像できます。
ここに「D社が100万円」「E社が10万円」という見積もりが出てきたらどうなるでしょうか。
明らかに上記3社とはかけ離れた見積金額です。
この場合、その2社は悪徳業者ではないかという疑いがかかります。
特に後者の10万円という見積もりを出したE社の場合は、作業をした後で追加料金などの名目で費用上乗せしてきて、相場よりも高額な費用を請求するケースがよくあります。
そうしたことを判断するために、相場を知るということは非常に大切なことです。
特殊清掃料金はどうやって決まるの?

専門的な業務、中でも現場に出向いて行う作業は料金がケースバイケースになりやすいので、料金がどのくらいかかるのかということを事前に知るのは難しいのです。
現場の状況を見ないとどんな作業を行うのかがわからないためです。
それでは頼んでみないと料金はわからないのかというと、そうではありません。
業者から見積もりを取るという方法があります。
特殊清掃の料金がどんな要因によって変動するのかということを紹介します。
特殊清掃料金を決める要因:死後の時間
特殊清掃料金は、亡くなってからどれくらい時間が経過しているかで大きく変わります。
時間の経過とともに腐敗が進み、清掃する手間がかかるだけではなく部屋全体の脱臭作業など、現状回復にやらなければいけない作業が増えるため、結果的に特殊清掃料金も高額になります。
特殊清掃料金を決める要因:現場の状況
次に現場の状況も、特殊清掃の費用を大きく変わる要因です。
例えば故人が死後かなりの時間が経過しているという場合だと、壁紙や畳、床材の張り替えや、遺体の腐敗臭をしっかりと消臭するための作業などの手間が増大し、その結果、費用も高額になります。
最悪の場合、清掃という名のリフォームに近いような作業が必要になることもあります。
そうなると、それだけ人員も必要になり、費用も高額になります。
特殊清掃料金を決める要因:特殊清掃に限りませんが、業者ごとに費用は異なります。総額で数十万~100万円以上になるようなケースでは、業者によって数万~数十万円の単位で費用が変わる可能性があります。まずは現場の状況を確認してもらわないと具体的な費用の見積もりを出ません。見積もりを出してもらい、業者間でどのくらい費用が違うのかを比較する必要があります。 特殊清掃業者選びから依頼まで

不安でいっぱいのことと思いますが、前もって流れがわかっていれば心構えも変わります。
特に親族のような近しい人との死別という特殊な状況では、普段とまた違う精神状態で行動しなければいけないから、少しでも不安の少ない状況で適切に行動するために、特殊清掃を依頼する際の大体の流れを知っておきましょう。
業者を選定
まずは見積もりを依頼する業者の選定からスタートします。
信頼・安心できる業者を探す方法は、いくつかの特殊清掃業者のWebサイトを確認して、実績(事例)・費用・サービス内容を比較することが重要です。
多くの方が特殊清掃・遺品整理・解体、リフォームを一緒に依頼されるため、業者が特殊清掃サービス以外にも、遺品整理、解体、リフォームなどのサービスも行っているのか確認しましょう。
特殊清掃からリフォームまでの作業を検討している場合は、1社で全てのサービスを行う業者に依頼した方が結果的に早く・安くなるのでおすすめです。
業者に見積もりを依頼
特殊清掃は時間との闘いです。
いくつかの業者を選定したら、見積もり依頼の前に電話相談(ヒアリング)することをおすすめします。
遺品整理までやってくれるのか、解体・リフォームまでやってくれるのかなど、依頼したい内容に合うサービスを業者が提供しているのかを確認しましょう。
その後、2社?3社に相見積もりを依頼するのがおすすめです。
遺品整理の場合は3社より多くの会社に見積もりを依頼したほうが最適な業者を選ぶことができますが、あまり欲張ると、全ての見積もりが来るまでに時間がかかってしまい、費用がさらに高額になることもよくあります。
また、見積もりをする時間も会社によって違います。
早い会社は1日で見積もりしてもらえますが、長い会社ですと5日位かかる場合もあります。
特殊清掃を依頼するという追いつめられた状況であるわけなので、時間が経過するほど現場の状況が悪化します。
そうすると、それに比例して費用も高額になってしまいます。
このため、電話相談をしっかり行って、その後に相見積もりのメリットが担保できる2社?3社に相見積もりを依頼するのが効率的です。
業者によっては、相見積もりでお願いしますと相手に伝えると多少値引きをした金額で見積もりを出してくれる業者もありますが、それだけに囚われず上記の内容を照らし合わせて業者を決める必要があります。
中には資格を所持していない業者もあり、過去には逮捕者も出ているので注意が必要です。
契約後、当日に現場作業
見積もりを出してもらったり、契約後に作業を開始してもらうには、その業者に現場に入ってもらわなければいけません。
鍵の問題もあるので、業者が現場に入るときには原則立ち会いが必要です。
業者によっては、事前に鍵を預けておけば見積もりや作業時に立ち会わなくても良い業者もあります。
自分が地方にいて、現場の東京まで気軽に行けないという場合は、見積もりを依頼するときに立ち合いの必要性があるかどうかの確認をし、立ち会いが不要なら鍵の預け方について相談するといいでしょう。
反対に、業者が作業するときに立ち会いたいという場合もあるでしょう。
業者によって対応が異なるので、どのようにすればいいかを問い合わせるか、業者のホームページのよくある質問などで確認しましょう。
作業後は、室内の状態を確認して料金の精算を行います。
特殊清掃業者でアルバイトできる?

特殊清掃業者で働くことはできるのでしょうか?アルバイトとしても働けるのでしょうか?アルバイトで働くときのメリットやデメリットを紹介します。
特殊清掃業者でアルバイトをするメリットとデメリット
特殊清掃業者でアルバイトをするメリット:社会に貢献
特殊清掃とは、人が亡くなったあとに遺体が発見されるまで長くかかった部屋の、腐臭や血液などを除去することで原状回復させる仕事のことです。
孤独死や自殺の後始末の場合が多いです。
通常の清掃方法では落とせない汚れなので、知識や技術を持つ専門業者じゃないと、人が住める環境を取り戻すことは難しいのです。
特に最近は核家族化と高齢化が進み、結婚しない人も増えているため、自宅で誰にも気付かれずに亡くなる人が多いです。
そうした社会背景から特殊清掃員の需要も高まっていますが、誰でもできる仕事ではないので感謝されることも多く、社会に貢献している実感を持ちやすいです。
特殊清掃業者でアルバイトをするメリット:清掃の仕事がないときは楽
孤独死や自殺は毎日起こるものではないため、日によって作業依頼があったりなかったりします。
特殊清掃の依頼がない日は、事務や雑用といった普通の軽業務をしていればよいのでとても楽です。
会社によってはゴミ屋敷の片付けや遺品整理、普通のハウスクリーニングなど、事件現場清掃以外の精神的に負担の少ない仕事も請け負っているところもあります。
こうした業務も大変ですが、遺体の残留物が出てくる心配などはないので、特殊清掃のときよりはだいぶ気が楽です。
特殊清掃業者でアルバイトをするデメリット:グロテスクなものに耐性がないとできない
人間の体は死後何日も経過してしまうと、徐々に液状化して布団や床などに浸み込みます。
蛆やゴキブリ、蝿などの不快害虫が大量にたかり、異臭も放ちます。
特殊清掃員が部屋に入るのは遺体の搬出後になりますが、頭髪や脂肪、体液といった遺体の残留物は残っていて、腐臭も充満しています。
害虫の類も湧いたままの状態です。
日本で生まれ育った人が普段目にすることのない光景なので、かなり精神的にきます。
精神的なショックが大きいことから、初めて現場に入る新人には、泣くばかりでまったく使い物にならないという人もいます。
少なくとも初回はほぼ全員が吐きます。
特にグロテスクなものに耐性がない人や、臭いに敏感な人だと厳しい作業でしょう。
特殊清掃業者でアルバイトをするデメリット:仕事内容のわりに時給が低い
いうまでもなく通常の清掃に比べて非常にハードですが、仕事内容がきついわりに時給が低いのです。
特殊清掃は時給が高いという話もありますが、実際には時給1,000~1,500円程度の求人がほとんどで、普通のバイトとほとんど変わりません。
確かに以前は、特殊清掃は請け負える業者が少なかったため、正社員の毎月の給料は500,000~600,000万円が相場で、バイトも高時給でした。
しかし、最近は特殊清掃に対応できる業者が増えてきて希少性が失われたので、正社員でも月収200,000~350,000円というのが相場です。
率直にいって決して割のよいバイトではないので、特殊清掃の仕事自体にやりがいを見出せる人でないと厳しいでしょう。
特殊清掃業者でアルバイトをするデメリット:急に呼び出されることがある
長く遺体が放置されていた部屋は、時間が経つほど原状回復が難しくなります。
依頼主の心情としても、死の痕跡はなるべく早く消して欲しいというのが本音でしょう。
従って、特殊清掃の依頼が入ったときは、できるだけ早く作業を始めなければいけません。
もう夜だから明日行きます、忙しいから来週やりますということにはいかないのが特殊清掃です。
そして、遺体が見つかるのはいつも突然起こります。
そのため、休みの日に急に呼び出されることもあります。
その一方で、特殊清掃の依頼がないときは仕事がないこともあります。
特殊清掃業者でアルバイトをするデメリット:入浴しても体に腐臭が残る
肉や魚を腐らせてしまったことがある人だと分かりますが、動物の腐臭は相当なものです。
人間の遺体は大きい分、肉や魚が腐ったときの比ではありません。
そのため、特殊清掃員の多くは、防護服の下は極力薄着で現場に入ります。
作業時に着ていた衣類に臭いが染み込むので、下着などは捨てるしかなくなります。
鼻腔や髪、髭などにも臭いがつきますが、体についた腐臭は入浴してもなかなか取れないものです。
特に慣れないうちは、体に染みついた臭いで現場の光景を思い出してしまって、寝た後の夢に出てくることもあります。
仮に自分は大丈夫だったとしても、家族や恋人に嫌な顔をされることもあります。
特殊清掃業者でアルバイトをするデメリット:感染症のリスクがある
感染症のリスクがつきまとうことも忘れてはいけません。
特殊清掃の現場は、長く遺体が放置されていたので非常に不衛生な状態です。
故人が人に移る病気にかかっていた可能性もあります。
ウイルスは人間の細胞が死ぬのと一緒に死んでしまうので、故人の死後数時間後にはウイルスも死滅します。
しかし、細菌は栄養になるものさえあれば増殖します。
遺体そのものが細菌の温床になるし、遺体を撤去したあとに残った体液などにも細菌が発生しています。
清掃のときは感染症から身を守るために、防護服やマスク、シューズカバーなどは必ず着用しなければいけません。
暑い・動きにくいという理由で勝手に脱がないようにしましょう。
特殊清掃業者で働いている人たち
日給制なこともあり、副業として働いている方が多いです。
そのため、学生などの若い層よりも、もう少し年上が多いです。
しかし、年齢制限はないので、働く気持ちさえあれば老若男女働けます。
けれども、基本的には肉体作業です。
完全防護服着用の中、場合によっては、シミのついてしまった畳の総張替えや、使えなくなった家具の運搬、処理も行います。
そのため、若い男性が働いているケースがほとんどです。
失敗しないための特殊清掃業者への依頼方法!特殊清掃料金はいくらなの?まとめ

ここまで、故人の居住していた部屋の清掃を専門とする特殊清掃業者へ依頼するときに失敗しないようにするためにはどうすればよいのか、特殊清掃料金をできるだけ安くするためにはどうすればよいのかについてわかりやすく紹介してきました。
また、特殊清掃業でアルバイトや正社員として働くメリット・デメリットなどについても紹介してきましたので、業界がどういうものなのかもわかったのではないでしょうか。
今後、特殊清掃業者へ依頼するような作業が必要になったときに、ここでの情報を参考にしてください。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。









