特殊清掃現場に発生する虫の影響と駆除!...

特殊清掃現場にはいろいろな虫が発生します。
これらの虫はなぜ発生するのでしょうか。
その原因と影響について詳しく紹介します。
また、発生した虫の駆除はどのようにして行えばよいのかについて詳しく説明します。

特殊清掃現場に発生する虫は?

特殊清掃現場に発生する虫は?

特殊清掃現場でよく発生する虫にはどのような虫があるのでしょうか。
まずは特殊清掃現場で発生する虫の種類を見てみましょう。

◇特殊清掃現場に発生するウジ虫はハエの幼虫!?

孤独死の現場でよく発生するウジ虫は、実はハエの幼虫です。
そもそもハエには、動物の排泄物や死骸、腐った食品などに卵を産み付けるという習性がありますが、孤独死現場にも、死臭に誘われたハエがたくさんやってきます。
そして、遺体に卵を産みつけ、それが孵化してウジ虫になります。
メスが一生のうちに生む卵は500個とも言われていて、卵から孵化してウジ虫ンあってからさなぎから成虫に成長します。
このサイクルを経てハエになるまでは、たったの2週間程度です。
ウジ虫からハエになるまでは、本当にあっという間だということがよくわかります。
卵期間約1日で孵化してウジ虫として活動する期間は1週間程度です。
さなぎになるには4~5日間かかります。
最終的に成虫になります。
孤独死の発見が早ければ早いほど、こうした害虫の発生はある程度防げますが、逆に発見が遅くなれば遅いほど、閉ざされた空間では、産卵から成虫までのサイクルが、約2週間単位で行われて行きます。
そのため、孤独死を見つけた時は、部屋中が数えきれないほどのハエとウジ虫で覆われてしまい、直視できない凄惨な現場となってしまいます。

ウジ虫が発生する原因とその影響

ウジ虫が発生する原因とその影響

特殊清掃業者による、ウジ虫駆除の詳細はわかったものの、一体なぜそれほどまでにウジ虫を徹底駆除しないとならないのか、不思議に思う人もいることでしょう。
それは、ウジ虫を放置したままでいると、近隣住民にも予想外の悪い影響をもたらします。
ここではその内容を紹介します。

◇ウジ虫はなぜ発生するの

ウジ虫というのは、ハエの幼虫です。
死体や生ゴミ、動物のフンなどに卵を産み付け、発生します。
小さい芋虫のような形で、うねうねと動くので、見た目はかなり嫌悪感があります。
散乱している現場より、害虫のほうが直視するのが辛い…という感想を持たれる方もいるほどのインパクトがあります。
ウジ虫は、死体や生ゴミの存在を嗅ぎつけると、すぐに発生します。
親バエが死体やゴミに卵を生むと、半日~数日程度で孵化します。
そこから蛹を経て成虫になるまでの時間はわずか2週間程度しかかかりません。
そんなハエは、1回に50個から150個も卵を生むので、一度発生する状況になったら、アッという間にハエやウジ虫で部屋中が覆い尽くされてしまいます。
もちろん季節差はあります。
冬場はハエそのものが少ないのでウジ虫も発生しにくく、夏場は想像以上のスピードで繁殖し、それが周囲に異常を知らせるセンサーの役割を果たしてくれます。
日本少額短期保険協会の孤独死現状レポートによると、孤独死が発見されるまでの平均日数は17日です。
1ヶ月以上経過してから発見されるケースも15%ほどあります。

◇健康を害する

ウジ虫を放置したままの状態だと、あっという間に成虫であるハエになって、いろいろな病原菌を運んできます。
というのも、ハエは人間に限らず、動物の排泄物や死骸、腐敗した食品などを好んでよって行き、そこを行ったり来たりしながら、足や体に病原菌を付着させているからです。
その結果、食品を介して知らないうちに、体内に摂取してしまう恐れがあります。
ハエの運搬してくる病原菌としては、たとえば次のようなものがあります。
大腸菌・サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌・O157・赤痢菌・コレラ菌・腸炎菌などです。
前述の病原菌は、人にとっては非常に重大な病気を引き起こす原因となります。
これらの病原菌は場合によっては命を奪われかねないものもあり、ハエがいかに危険であるかわかったと思います。

◇近隣に迷惑をかけてしまう

ハエやウジ虫が大量に発生してしまうと、同じアパート・マンションに住んでいる近隣住民にも多大な被害が及びます。
たとえ、問題の部屋を閉め切っていても、換気扇やドアのわずかな隙間からハエは出入りすることができます。
そうなると、建物のあちこちで気になるぐらいの大量のハエに遭遇し、隣室に住む人は、ベランダなどの共有スペースから、ウジ虫が伝ってくるということも起きています。
また、干していた洗濯物に大量のハエが止まっていたということも報告されています。
このような虫の大量発生は、大きな精神的ストレスを近隣住民に与えることになります。

◇害虫や害獣が増えてしまう

たったの2週間というスピードでウジ虫からハエになります。
そのため、遺体が長く放置されると、あっという間にハエとウジ虫が増殖して、このようなに害虫が発生するのは最終的に、死臭に引き寄せられたゴキブリや、そのゴキブリを捕食するためにやってきたネズミなどの害虫・害獣を増やす原因になります。
この場合、死臭のしみついた壁紙や畳を替える以外にも、害虫や害獣の徹底的な駆除作業が追加で必要になります。

特殊清掃現場の虫の駆除

特殊清掃現場の虫の駆除

特殊清掃業業者は、孤独死が発見された部屋の清掃や、遺体が放置されて大量に発生したウジ虫などの駆除について専門的な清掃技術を持っていますが、実際のウジ虫駆除の手順としては、次のように進めていきます。

◇ハエやウジ虫が外に出ないようにする

現場に到着した清掃業者が最初にするのは、部屋中の窓や扉を閉め切ることです。
なぜそうするかというと、室内を飛び回る大量のハエや、床を這いまわるウジ虫などは、部屋のドアを開けた瞬間に外へ出てしまいます。
そうなると、近隣住民にも迷惑をかけることになり、被害を拡大させてしまいます。
このような気持ちが悪い害虫はですが、虫自体が病原菌を媒介するリスクをはらんでいます。
そのため駆除作業をするときは、できるだけ室外に害虫が飛び出さないように、閉め切った状態で行うのが基本中の基本です。

◇できる限り虫を駆除する

殺虫剤を噴霧して大量に飛び回るハエや這い回るウジ虫をある程度退治します。
閉め切った部屋の中で、ガス状の殺虫剤を空気中に放出すれば、空気中や床を動き回っていた害虫が退治できてから清掃作業がしやすくなります。
ただし、この一度の噴霧ですべての害虫が駆除できるということではありません。
中にはしぶとく生き残っているものもあるので、このような害虫を完全駆除するための殺虫剤を後で撒きます。
とりあえず、殺虫剤で害虫を激減できたのを確認できたら、完全防護の清掃作業員が中に入ります。

◇汚染個所の清掃

作業員の入室後は、汚染されている箇所があれば徹底的に清掃していきます。
汚染箇所とは、遺体から染み出た体液などをいいます。
孤独死というのは長く発見されないでそのまま放置されている場合が多いため、体から体液が流れてじゅうたんや床、畳などにシミを作ります。
特に気温の高い夏場などは、腐敗スピードが一層早まるため、室内の状況もかなり汚染されることを覚悟しなければいけません。
こうした汚染箇所は、死臭を漂わせる原因になります。
遺体から漂う死臭は、ハエを寄せ付ける原因となるため、徹底した除去作業が必要不可欠です。
そのため、ひとつひとつ室内を丁寧に確認しながら、作業員は清掃を進めていきます。

◇2度目の殺虫剤散布で虫を撃退する

汚染箇所の清掃が済んだら、2度目の殺虫剤を噴霧して、まだ残っている害虫を徹底的に退治します。
ただし、部屋の中に家財道具や大切な遺品などが残されているときは、遺族が希望するときは返却します。
しかし、室内にあったものは、死臭がしっかり染み付いてしまい、取れない場合がよくあるので、注意しなければいけません。
その他に残された不用品をすっきり処分することで、空間をなるべく広く整えていきます。
こうして見晴らしが良くなった室内に向けて、再び殺虫剤を撒き、丁寧に害虫を駆除します。

孤独死で発生するウジ虫

孤独死で発生するウジ虫

孤独死はどこででも起こる社会問題です。
看取られることなくひっそりと息を引き取った遺体は、その後、ある程度時間が経ってから見つかるケースがよくあります。
遺体は腐乱し、独特の臭いや遺体から出た体液が物件に染みつきます。

◇孤独死の把握は困難!?

孤独死に明確な定義はありませんが、一般的には看取られることなく、自室内で孤独に亡くなってから、一定期間経過した後に発見されるとされています。
若い世代でも決して珍しいことではありませんが、一人暮らしの高齢者が孤独のまま亡くなって、別居の身内、あるいは第三者によって発見されるケースがよくあります。
孤独死は国からは定義がされていないので、その実態の把握が難しいのが現状です。
その一方で、ある統計データによれば、2017年に、自室内で亡くなった東京都内の一人暮らしの人数は男性が3325人、女性1452人となっています。
その多くは65歳以上です。

◇孤独死の特殊清掃現場の現状

こうした中、孤独死のあった物件の消臭、消毒、害虫駆除、体液の除去といった清掃、原状回復工事を請け負う企業があります。
部屋の中に足を1歩踏み入れると、古紙・雑誌やペットボトル、日本酒の空きパックなどがたかく積まれ、床を見ることはできません。
食べ終えた後のカップ麺の容器もそのまま置かれ、虫も湧いています。

特殊清掃現場に発生する虫の影響と駆除!まとめ

特殊清掃現場に発生する虫の影響と駆除!まとめ

特殊清掃現場に虫が発生しますが、その原因と周りに与える影響について詳しく紹介してきました。
特殊清掃現場に発生する虫の駆除方法についても分かりやすく紹介してきました。
ここの情報で、虫の発生に関する知識を身に着けることができたのではないでしょうか。
今後、家族の誰かが室内で亡くなってから時間が経っていた時に、ここで紹介してきました情報を役立ててください。

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