故人の残された部屋の特殊清掃をするときに、依頼先業者を間違ってしまうと、とんでもないトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そこで、ここでは、トラブルにならないようにするための業者の選び方や、トラブルの対処法について詳しく紹介します。
特殊清掃とは何をするの?

特殊清掃で行う主な作業には、消毒作業・不用品処分・特殊清掃・害虫駆除・消臭・オゾン消臭・脱臭・除菌があります。
それぞれの作業について紹介します。
消毒作業
感染症などの予防のために清掃の前に部屋を消毒します。
不用品処分(遺品整理)
家電や家具などの不用品を運び出します。
部屋に残しておきたいというときは、マスキングテープなどで覆って作業します。
特殊清掃
壁や床に染み付いた血液や体液を特殊な洗剤で取り除いきます。
床下まで染み込んでいる場合はフローリングや畳を剥がす可能性もあります。
害虫駆除
死後、時間が経過するほど死臭が蔓延し、ハエやウジ、ゴキブリなどが大量発生します。
卵を産んでどんどん繁殖するため、増えないようにしっかりと元から駆除します。
消臭
死臭は消臭剤などでは完全になくならないので、臭いの元となる成分を薬剤や機材を使用して分解します
業者とのトラブル!

トラブルや被害の事例を知っておくべき
今日は人の上明日は我が身の上ということわざがありますが、詐欺に遭った人がまさか自分がとよく言うように、自分が被害に遭うなんてありえないと考えるより、いつどこでトラブルに巻き込まれるかわからないと構えて少しでも多くの情報を知っておくのは大切なことです。
残念ながら遺品整理サービスを提供する事業者には、大切な人を失った悲しみに傷心する遺族の隙に付け入って、追い討ちをかけるように強盗や詐欺まがいの悪質な手口を使って金品を奪ったり、損害を与えようとする悪徳業者がいることがあります。
決して簡単ではない遺品整理の負担を減らすのに、便利な遺品整理サービスを上手に利用したいと思うものです。
その中で、遺族の心情を裏切る極めて悪質な業者がどのような不当行為を行っているのか、また、これまで依頼者がどんな被害に合われたのかを知っておくことは、未然にトラブルを防ぐためにも実効性の高いもので、万が一の場合でも対処がしやすくなります。
6つのトラブル事例
依頼者に恐怖を与える強引な営業
遺品整理を行う事業者には、執拗に営業電話を繰り返したり契約するまで帰らないなど、強引な手口で契約を迫ってくる悪質な業者がいます。
手段を選ばない営業手口には、有無を言わさぬ言葉遣いや理不尽な言いがかりをつけてきて強制的に契約しようとする者、酷い場合には声を荒げるなどの乱暴な態度で相手に恐怖感を与え、怖くて断れないという心理状況に追い込むケースもあります。
今決めたら安くなると契約を急がすような業者にも注意が必要です。
特に高齢者や女性が一人で対応したときに多くみられる強引な営業被害では、実際に契約書にサインしてしまったという深刻な相談よくあります。
強引に契約した挙句、不当な費用を請求してきたり高額なキャンセル料を要求してきたりするなど、二次被害に繋がりやすい傾向があるので早めの対処をしなければいけません。
高価な物や金品を狙う遺品の盗難
事業者や作業員にあらかじめ回収しないでほしい・処分しないでほしいと伝えていても、誤って大切な遺品を回収されることがあります。
これはあくまでも非常に稀なケースで、万が一このようなミスが起きた場合でも、モラルと常識がある一般的な業者であれば補償など対応もしっかりしているので然るべき償いが受けられます。
これに対し、依頼者が見ていないところで現金や有名ブランドの高価な時計、金銭的価値の高い宝飾品や貴金属、マニアの間で高額な売買取引がされているレアなアイテムや価値のわかりづらい骨董品など、遺品を故意に盗む悪徳業者がいます。
へそくりは最も盗まれやすい遺品と言われていますが、大抵は遺族の知らないところに隠されているため、厄介なのが盗まれたことに気づきにくいことです。
他にも、持ち出しやすい大きさの家電製品やスマートフォン、カード類が入ったままの財布や商品券など狙われやすい遺品は多くあるので注意しなければいけません。
配慮や気配りに欠けた乱雑な作業
遺品整理とは、故人の生前の持ち物をいたわる気持ちで片付けながらお部屋をきれいに整頓し、冥福を祈る弔いの作業になります。
作業の代行を委託された事業者とその作業員もまた、故人や遺族を弔う気持ちと心構えで行うべき業務です。
しかし、いろいろな思いがこもった遺品を単なる物としてぞんざいに扱ったり、乱雑な作業で遺品や部屋を傷つけたり壊したりしてしまうなど、遺品整理に対する意識が低い業者もいます。
業者の中には、土地の権利書や大切な思い出の品も不用品と一緒に処分したというケースや、高価な陶器を割ってしまったり賃貸住居の床や壁に傷を付けたりなど、いい加減な作業によって被害を受けた人からの相談は後を絶ちません。
作業を早く終わらせたいと言わんばかりに雑な作業をする業者もいますし、依頼人にすべき確認をしないまま遺品を回収・処分してしまう大雑把な心無い業者もいます。
必ずしも該当するというのではありませんが、遺品整理専門業者ではなく清掃業者や不用品回収業者など、他業種の傍らで行う遺品整理サービスを利用した場合に、このようなトラブルが起きやすい傾向があります。
高額なキャンセル料の請求
依頼者の事情や予定の変更で遺品整理サービスの解約を申し出たところ、契約取り消しによるキャンセル料や違約金を請求されたという相談や苦情は数多く寄せられています。
悪質なケースには、契約時に費用の一部を内金として前払いしているにも関係なく、その返還に応じない不誠実な対応をする事業者もあります。
キャンセル料や違約金については事前に知らされていなかった・説明がなかったというケースも非常に多く、中には作業費用や解約条件が記述された契約書そのものが存在していないということもあります。
悪徳業者は、遺品整理サービスの解約における一定のルールや規制がないことを悪用して、情弱な相手の弱みに付け込んでから事前説明もなく高額なキャンセル料を請求します。
事業者と依頼者との間で交わされた契約が口約束のように不明確で曖昧なものだったり、書面に記された内容を細部まで読まずに契約を取り交わしてしまったことがトラブルの原因になっていることもよくあります。
粘り強く強引に契約しようとする事業者などは特に注意しましょう。
不当な追加料金の請求
事前説明を受けていないオプション料金や廃棄物処理費用などを追加料金として加算され、不当な高額請求をされたなどの相談は月間で300件以上にもあります。
そのほとんどが見積もりの段階では安いといっておきながら、予想以上の物量だったから・作業当日に頼まれたから・作業時間がオーバーしたからと追加料金を上乗せを行い、見積もりの3倍や4倍以上にもなる法外な金額を請求する悪質な手口があります。
他にも、トラックの大きさや作業員の人数を変更したり、エレベーターではなく階段作業だったので時間を延長した、路上駐車だったので違反切符を切られた、特殊な処分品があったからとあの手この手で金額を吊り上げてくる業者もいます。
遺族の犯罪加担が疑われる不法投棄
遺品の不法投棄は、他社と比較して極端に料金が安い業者に遺品整理を依頼したケースによくあるトラブルです。
回収費やリサイクル料を受け取っているのに、遺品を人目につかない山奥や空き地に放置したり、川底に沈めるといった方法で依頼者や地域にも無断で捨てるという法令違反行為はいまだにあります。
事業者は本来、引き取った遺品は遺族の要望があれば供養を施し焚き上げをする、リサイクル品として扱うなど国や自治体のルールに従って適切な処分をしなければいけませんが、処分費用を抑えて利益を出そうと考える悪徳業者はあります。
業者による不法投棄の中で最も恐ろしいのは、捨てられた遺品から個人情報が判明して、持ち主である故人の遺族が警察の取り調べを受けたり、最悪の場合には責任を問われてしまう可能性があるということです。
業者とのトラブルを回避するための対策

強引な営業の対策
しつこい営業や居座り、威圧的な物言いに対して抵抗しても、身近な恐怖を感じると契約したほうが楽じゃないかと考えてしまうかもしれません。
しかし、特定商取引法により、心理的に不安な状態へ追い込んだり、依頼者にとって不利益とわかっていながら不当に契約を締結するような悪質行為は禁止されています。
迷惑と感じる過剰な営業を受けたときは、名刺に記載された訪問員の所属事業所や消費生活センターなどに報告しましょう。
怖いと感じることがあれば、警察に通報しても良いでしょう。
訪問見積もりのときは、一人で対応するのではなく家族や友人などに立ち会ってもらい、きっぱりと断りやすい状況を作ることもトラブル防止に効果的です。
遺品の盗難の対策
遺品を盗むのは明らかな窃盗行為であり、被害を受けた依頼者は窃盗について立証できなくても警察に被害届や遺失物届を出せます。
日時や場所がある程度特定できれば窃盗罪が成立する可能性もある重大な犯罪ということを認識しておきましょう。
残荷物の整理中に出てきた遺品が相続の対象の場合は受け取るべき人がいますし、金額や価値に関係なく遺品整理で出てきた物は依頼人は知っておく必要があるので、当然のことですが見つけた業者や作業員は依頼人に報告しなければいけません。
言うまでもありませんが、遺品を勝手に持ち出したり盗むのは犯罪です。
作業員が遺品を盗もうとしているところを目撃した場合は、窃盗未遂罪として罪に問うこともできるので、すぐ警察へ相談してください。
遺品の中には価値が判断しづらい物もありますが、意図的に盗まれやすい現金はもちろんのこと、明らかに金銭価値が高い物や誤って処分されたら困る重要書類や大切な遺品は、業者が作業する前に別の場所へ移して保管することで確実な被害防止策になります。
どんなに誠実で優良な遺品整理業者でも、100%信頼しすぎるのはよくありません。
盗難被害の補償がある保険に加入している人は、早めに手続きを進められます。
乱雑な作業に対する対策
一度持ち出された遺品を取り戻すのはそう簡単ではありませんし、壊れてしまった物は元に戻すことはできません。
まずは、作業中の不手際が起きた時に然るべき対応をしてくれる責任感のある事業者であるかどうかを依頼する前に確かめておきましょう。
たとえ処分する物でも最後まで大切な遺品として扱うのが遺品整理サービスであり、遺族や故人の意向を尊重して適切に処置するのが遺品整理業の努めなので、起きたことに対する措置も万全に備えた事業者であることをしっかりと確認した上で依頼しましょう。
訪問見積もりのときにスタッフの言葉遣や立ち居振る舞いなどをよく観察して、その業者のマナーや気配りに関する人材育成が行き届いていて信頼できる人柄なのかを知ることができ、安心して遺品の片付けを任せられるかどうかを判断する基準にもなります。
盗難防止にも繋がる対策として、業者が来る前に残しておく遺品や貴重な遺品、誤って回収されては困る借用品などはあらかじめ運び出していたり、搬出や運搬が難しい遺品は作業員がわかるように張り紙や目印を付けておくなどしてすぐわかるようにしておくと安心です。
高額なキャンセル料の請求に対する対策
遺品整理サービスで最も多いトラブルがお金に関する問題です。
一般的にキャンセル料や違約金は事業者ごとに決められますが、支払請求が発生する期間や料金などの条件が明確に伝えられておらず、金額の妥当性を巡るトラブルに発展することはよくあります。
特定商取引に関する法律に、クーリング・オフという消費者を守るための制度があります。
見積りのために訪問を要請した事業者との契約では、期間限定ですが契約を無効にできるクーリング・オフが適応されるので、キャンセル料を支払わないで解決できます。
不当な追加料金の請求の対策
遺品整理サービスを利用した人から消費者センターに寄せられる苦情や相談で最も多いトラブルが高額請求に関することです。
遺品整理を業者に依頼するという状況は普段の生活でなかなか経験しないので、サービスについて知る機会がほとんどなく、料金相場をわかっていないこともトラブルの要因です。
遺品整理をしていると依頼者も把握していない物が出てきたり、追加で予定外の作業が必要になるケースもあるので、見積もり金額と最終的な請求額が多少変わることもあります。
だからといって、追加料金が発生する作業であることや追加料金の値段を説明しないで依頼者の承諾なく勝手な変更や作業で高額請求をすることは不当な行為であることが明白です。
身に覚えのない高額請求の被害に遭わないために、事前見積もり段階で具体的な作業内容や料金の詳細をしっかり確認して、追加オプションの有無や追加金額を明確にしておかなければいけません。
曖昧な回答で依頼者の疑問や不安をうやむやにした状態で契約を進めようとする業者には絶対に依頼しないこと、不信感を抱くような業者はきっぱり断る勇気を持つことも重要です。
遺族の犯罪加担が疑われる不法投棄の対策
不法投棄は、廃棄物の処理および清掃に関する法律に違反する犯罪であり、ゴミ問題や空き家問題に直結する日本の社会問題でもあります。
不法投棄で逮捕された場合、個人で5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはこれの併科、法人で3億円以下の罰金刑など重い刑罰が課せられる可能性もありまし、実際に業者が摘発されたというケースもあります。
遺品整理では作業の性質上、不用品をごみとして処分することが多くあるので、一般廃棄物や産業廃棄物を処理するための許認可が必要ですが、不法投棄をするような悪徳業者は必要な許可を取得していないことが多く、依頼者に偽って不当な処分費用の高額請求をする者もいます。
不法投棄という犯罪に巻き込まれないようにするためには、まず極端に料金が安い事業者は疑うこと、そして一般廃棄物収集運搬業許可や産業廃棄物収集運搬業許可証などの資格を持っているか銅貨を確認しましょう。
知らなかったでは済まされない社会的な不利益を被る可能性もあるので、取得している許可や資格の内容にも細心の注意を払って慎重に業者を選ばなければいけません。
トラブルにならないための特殊清掃業者を選ぶときのポイント

特殊清掃では、トラブルに巻き込まれることはいろいろです。
電話対応が丁寧
作業スタッフの態度が横柄だったり、きちんと清掃してくれない業者には依頼したくないものです。
良い業者を知りたいときは、電話対応が良いかどうかをチェックしましょう。
電話応対が丁寧なら、実際に来訪する作業スタッフの作業も丁寧なケースが多いです。
電話で話している時点で少しでも怪しいと感じたときは、訪問見積もりを断りましょう。
見積もりの内訳を提示してくれる
訪問見積もりのとき、優良業者の場合、どの作業にいくらかかっているかの詳細を提示してくれるはずです。
相見積をとるときも、他社の見積もり料金の内訳が分かっていた方が交渉しやすいので、業者にお願いしてからもらっておきましょう。
もし内訳を教えてくれない業者であれば、何らかの教えたくない理由があるでしょう。
作業実績がある
近年、遺品整理や特殊清掃の需要が高まり、業界へ新規参入する会社も増えてきています。
作業実績のない会社の場合は、慣れているスタッフがいないため作業が粗かったり、悪徳と言われるようなことを行っている業者も多いです。
業者のホームページに作業実績が記載されているので、実績のある業者を選びましましょう。
安すぎる業者には注意
業者を選ぶときは料金が安い業者をつい選んでしまいがちですが、格安を謳っている業者には注意しなければいけません。
見積もり時に格安金額を提示して、契約したら作業当日にオプション費用という名目で最終的に高額料金を請求してくる、などという悪い業者もいます。
見積もりの段階で、追加料金がかかる可能性があるのか、その時はどのような場合にかかるかなどをしっかりと確認してから契約しましょう。
特殊清掃料金でトラブルを避けるための業者の選び方!まとめ

ここまで、特殊清掃を業者へ依頼したときに、高額の特殊清掃料金を請求されたりなどのトラブルに合わないための業者の選び方やトラブルに巻き込まれたときの対処法について、素人でもわかるように紹介してきました。
今まさに、故人の部屋の特殊清掃をするために業者探しをしている方は、こちらの情報を参考に優良業者選びのために役立ててください。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。









