孤独死などの遺体処理はプロに任せるべき!...

特殊清掃コラム

孤独死などでいたが放置されていると、部屋ではいろいろな問題が発生しています。
この遺体の後処理などを親族が自ら行うとなると至難の業ではありません。
こういう時こそ、遺体処理のプロに任せるべきでしょう。
今から、特殊清掃業者というものが、遺族に変ってどういう作業を行ってくれて最終的にどうなるのかについて詳しく紹介します。

孤独死現場の遺体処理は自分でやってもいいの?

孤独死現場の遺体処理は自分でやってもいいの?

孤独死が発生すると、近隣へ迷惑をかけているのではないか?と思い自分で清掃を行う事を真っ先に考える方がいるので、孤独死現場の遺体処理を自分でやらない方が良い理由を説明いたします。

遺体処理に伴う健康被害

血液からのHIV感染、結核菌などの空気感染、その現場ではどのようなウィルスがあるのかが分かりません。
特に孤独死現場の遺体からは大量の体液が流れ出ます。
体液には今だに解明されていない無数の病原菌がいる可能性もあります。
その他にも、孤独死された殆どの部屋は荒れた状態であることが多く、カビ菌などにも注意がしなければいけません。
その為、孤独死現場の遺体処理を専門で行う特殊清掃会社では危険を予測してから自己防衛を必ず行って現場に臨んでいます。
その策としては、防護服、防毒マスク、ゴーグル、腕カバー、等を装着し完全防備で現場作業を行います。
これらの道具を揃えて薬品なども揃えると、何万円かの出費になります。

遺体処理に伴う精神的苦痛

両親、愛し合った夫婦、かわいい我が子がもし孤独死してしまったら、その人の腐敗臭を鼻にしたら、腐敗した肉片を見たらあなたは耐えられますか。
大概の方は決まっているでしょう。
万が一見てしまえば光景が脳裏から離れず、鼻にしてしまえば鼻から離れないような大切な人の腐敗現場へ行くことは精神的にも耐えきれず、まして自分で処理をするとした時あなたの精神状態は崩壊するかもしれません。

そもそも特殊清掃業者とはどういうもの?

そもそも特殊清掃業者とはどういうもの?

特殊清掃業者とは、孤独死などの死亡事故現場や、火災事故、水害が発生した時に一般のハウスクリーニングでは処理できない清掃作業を行ってくれる専門集団です。

特殊清掃業者の遺体処理

.現場の状況確認と見積もり
まず清掃員が清掃現場を訪問して、状況を確認します。
部屋の汚れ、匂い、遺品の量などから作業内容を把握します。
現場の状況を元に見積書を作成し、依頼者に提案します。

室内の除菌消毒
第一に室内の除菌消毒を行います。
前述したように腐敗した遺体が放置されていた室内の場合、悪臭、染み、害虫などが発生し、いろいろな病原菌による感染症の危険があります。
これらを除去するために除菌剤を部屋中にまく作業を行います。
この時に専用の機材を使って、薬剤を細かくして散いて、壁の亀裂などの細部に入り込んだ細菌、ウィルスを除去します。

汚染箇所の撤去、遺品整理、清掃
続いて匂い、染みがついた家具家財を撤去して、汚染箇所の清掃、遺品整理を行います。
さらに現場の状況に応じて解体、撤去も行います。
体液などが床下、壁奥にまで浸透している場合、床や壁を取り除きます。
業者によっては床を解体しないで、表面に特殊コーティングを施すことで匂い、汚れの元などを防ぐこともあります。

室内の消臭、脱臭
一通りの作業が終わったら、再び室内を消臭します。
これによって臭いの発生源の物質を徹底的に除去します。

状況確認、完了
作業が完了したら、最後に不十分な場所がないかチェックします。
遺族が立ち会い状況確認を行いますが、立ち合いなしで済むケースもあります。

孤独死の遺体処理は業者に任せるべき!

孤独死の遺体処理は業者に任せるべき!

孤独死のときの遺体処理を自分たちで行うのは非常に困難です。
遺体よりは専本のプロに依頼することをおすすめします。

孤独死現場の遺体処理は意外に安い!?

孤独死現場の処理を行ってくれる業者に特殊清掃会社があります。
特殊清掃会社はいろいろな遺体処理をセット料金で提供している会社がたくさんあります。
特殊清掃会社が提供する孤独死清掃パックは次の例でお困りのお客に向けてのサービスです。
一度、貴重品や遺品を自分の目で見たい為入室したい・近隣からのクレームがある為、臭いを早く軽減してほしい・体液等遺体を掃除してほしいなど、遺体処理を行いたい方のニーズに合致している為使用すれば非常に有効です。

料金はいくら

気になる料金ですが、全国の多くの業者を見ると、大体5万円~10万円が相場です。
自分で抱えるリスク、材料代を考えますと、異常に高い物ではない事が分かるのではないでしょうか。

サービス内容

サービス内容は会社により多少違う場合もありますが、体液の清掃・除菌・簡易消臭がワンセットになっている事が多く、遺体処理を考えている人のニーズと合致します。
作業時間は2?3時間程度で済んでたちまち入室可能な状態になるプランなどがあります。
このようなプランを使って、その後の特殊清掃(完全消臭)、遺品整理を考えるのも良いかもしれません。

特殊清掃会社は片付けるだけでない!

遺体処理を考えている方は、差し当っては遺体の処理のことで頭がいっぱいです。
しかし、孤独死現場では遺体処理作業だけでなく不動産や近隣の方とのトラブル対応・不動産会社との退去交渉等も行わなければいけません。
それだけでなく特殊清掃作業後には遺品整理、クロス剥がしや床解体など完全消臭に向けた原状回復作業も行わなければいけません。
遺体処理だけではなく、いろいろな対応を遺族には迫られます。
こんな時はやはり遺体処理から専門の特殊清掃会社を利用する事で、不動産会社と交渉し敷金の中から補ってもらったり、住んでいた年数によっては経年劣化の為、不動産と遺族の支払い配分を交渉したりもしてくれます。
また、近隣からの臭いのクレームが起きるケースはかなり多くなりますが、特殊清掃業者がしっかり対応してくれます。
業者に頼むと費用は高くなりますが、いろいろな費用の軽減や、心労、時間の削減を考えれば、費用は安いといえます。

遺体の処理は特殊清掃業者へ依頼すべき

遺体の処理は特殊清掃業者へ依頼すべき

遺体の発見が遅れた場合は特殊清掃業者に依頼すべきです。
これには次の理由があります。

特殊清掃業者でないと部屋を完全に消臭殺菌できない

遺体の腐敗が進んだ部屋では、特殊清掃業者でないと完全に消臭殺菌ができません。
そもそも遺体の腐敗が進んだ部屋では、体液や腐敗臭が部屋中に広がっていて、木材や基礎部分まで体液や腐敗臭が浸透している恐れが非常に高くなります。
臭いの発生源となる壁紙や床材などをはがして臭いの元から除去しなければ、強烈な腐敗臭はどうしても残ってしまいます。
特殊清掃業者は、これらをオゾンによる消臭や腐敗臭の染みついた壁紙の張替え、専用の薬剤を使って、臭いの元から除去すれば、完全消臭、殺菌を実現しています。
一般的な清掃業者はこういった基礎部分に深く染み付いた汚れを取る技術は持っていないので、特殊清掃業者が必要になります。

孤独死で発生する作業を特殊清掃業者が全て対応

孤独死が起きたときに発生する作業は次の3つです。
孤独死現場の特殊清掃・遺品整理・不用品の撤去などです。
特殊清掃業者はこの3つの作業を一括で行ってくれます。
もし、それぞれを別の業者に依頼すると作業がスムーズに進行しない可能性があります。
例えば孤独死の現場では、大半は部屋が荒れた状態で見つかることがほとんどで、一つひとつ貴重品や大事な権利書等がないかなど確認する必要があります。
それぞれの作業を別の業者に依頼すると、ある業者が孤独死現場の一次消臭を行った後、別の業者が遺品整理や不用品回収などの現場の状況判断などを行うこととなり、無駄に工数がかかります。
これによって費用が高額なうえに作業日数が増えてしまいます。
特殊清掃業者は清掃だけではなく、遺品整理、ゴミの片付けなど幅広く対応してくれるので、複数の業者に分けて頼む手間がかかりません。
故人の遺族はただでさえ葬儀などで忙しいので、遺品整理から清掃、消臭除菌まで一括でやってもらえる特殊清掃業者に依頼するのがおすすめです。

近隣住民の二次被害対策が取られている

孤独死が発生した場合には次のような二次被害が考えられます。
害虫を介しての感染症発生・腐敗ガスによる悪臭被害などです。

害虫を介しての感染症を発生
孤独死では死後3日も経てばハエやゴキブリなどの害虫が発生します。
さらに時間が経てばネズミなどの害獣も発生します。
例えば、亡くなった故人が重篤な感染症を患っていた時は、ハエやゴキブリ、ネズミなどが感染症を拡散させる恐れがあります。
特殊清掃業者はマスク、防護服といった感染症対策を行って、近隣住民にも感染症が拡散しないように対策してくれます。

腐敗ガスによる悪臭被害
特殊清掃業者は腐敗ガスが充満している部屋の窓を開けたりはしません。
なぜなら窓を開けると腐敗ガスが周囲の住民の生活に影響を及ぼすからです。
腐敗ガスの臭いが広がり、近隣の住民の衣服や部屋にまで影響するなどのトラブル予防のためにも孤独死現場などの清掃は現場特殊清掃業者に任せるべきでしょう。

孤独死などの遺体処理はプロに任せるべき!まとめ

孤独死などの遺体処理はプロに任せるべき!まとめ

遺体処理は自分たちでするのではなく専門の特殊清掃業者へ依頼すべきだということについて、いろいろな面から紹介してきました。
特殊清掃業者は、遺体処理だけではなく、周りの人たちに迷惑がかからないような気づかいなども行ってくれて非常に助かることが分かったのではないでしょうか。
今後、親族の誰かがこのような状況になったときに、自分たちでやろうとしないで、専門のプロに任せるべきだということが分かったのではないでしょうか。

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