特殊清掃現場ではすぐにでも清掃作業をしなければいけません。
その場合、素人の個人が行うのは問題点が多く、なかなかできることではありません。
そこで、特殊清掃のプロの業者へ依頼することになりますが、業者へ依頼するメリット・デメリット、注意点について詳しく紹介します。
特殊清掃現場で作業するのに知っておくべきこと

特殊清掃というものが近年どのようになっているのかについてわかりやすく紹介します。
◇特殊清掃業者がなぜ増えているのか
令和元年の2019年の時点で、日本は総人口数に対して65歳以上の高齢者の人口割合が21%を超え超高齢社会となりました。
2025年には30%に到達すると予測されています。
超高齢社会の問題として社会保障問題がありますが、特殊清掃業者と直接関わってくるのが孤独死です。
孤独死の定義は社会的に孤立した・独居生活者が・自宅で・誰にも看取られず・亡くなる(病死・自死)事とされています。
高齢人口の増加に伴い高齢者の孤独死(孤立死)が増加しているのは誰もが知っている事実です。
行政でも高齢者の孤独死を防ぐための対策を取っていますが、裏腹に増える一方です。
◇特殊清掃業は誰でもできるの?
このフレーズを読んで「え」と思われた事でしょう。
どういうことなのか説明いたします。
特殊清掃業では昔からこんなキャッチコピーが溢れていました。
だれでもできる仕事ではないということです。
確かに、正解ですが、精神的な話で、誰でもできないと言っているにすぎません。
しかし、技術や、許認可など開業へのプロセスとしてはどうなのか?意外に誰でも開業できてしまいます。
許認可もなく、参入するのにハードルが低いのです。
仕事として手に職をつけるのに、どこかで勉強して学び実践を積んで開業をしているという業者はほぼいません。
そういうプロセスも無く、未経験で即開業が特殊清掃業のスタンダードです。
特殊清掃はいつ必要になるの?

特殊清掃が必要な部屋には次のようなものがあります。
室内で自殺・事件・孤独死など・あまりにもひどいゴミ屋敷・害虫だらけのゴミ屋敷などがあります。
それぞれについて 詳しく見ていきましょう。
◇室内で自殺・事件・孤独死など
自殺や事件、孤独死といった、室内での死亡から発見までに時間の経過している部屋は、ほとんどの場合、特殊清掃でしか対応できません。
近年では高齢化や核家族化の影響もあり、遺品整理の他に、単身高齢者の孤独死による特殊清掃が必要な案件が増えています。
人が死亡した場合、季節ごとに腐敗する速度が違います。
腐敗が始まるのは、夏であれば死後1日から2日、寒い冬でも数日程度で始まります。
条件によっては、もっと早く腐敗が始まることもあります。
温度が高く柔らかい内臓から腐敗は始まります。
体内で内臓が腐敗することで発生したガスが遺体は膨張し、膨張に耐えきれなくなった肉や皮も、腐敗が進むにつれて亀裂が入ります。
こうして体内で発生したガスや体液は、体外へ滲み出します。
流れ出した体液は、まず遺体が接触している床や壁に染み込んでいきます。
時間の経過とともに住宅の基盤にまで染み込み、住宅自体を傷めることもよくあります。
室内死のあった部屋の清掃を困難にする原因の一つです。
さらに室内死があると、室内には強烈な腐敗臭が充満します。
この悪臭は部屋に充満するだけに止まらず、床や壁、家財にまで浸透します。
腐敗臭は、いくら換気しても消せません。
直接腐敗臭を嗅いだ場合、部屋を離れても臭いの記憶が消えないと言われるほど強烈な匂いです。
また腐敗臭を嗅ぎつけてハエやゴキブリなどの害虫も大量に集まり、遺体や住宅の傷んだ部分に卵をうみつけます。
特殊清掃現場では、このような病害虫の駆除と殺菌が必要不可欠です。
室内死が発生した部屋から遺体があった痕跡、腐敗臭、病害虫の全てを消し去り、再び生活を送れる状態に戻すことは、ほとんどのケースで特殊清掃でないと対応しきれません。
◇あまりにもひどいゴミ屋敷
ゴミ屋敷の片付けと言うと、堆積したゴミを室内から排出すれば全て完了というイメージがあるのではないでしょうか。
実際には、生ゴミなどの有機物系のゴミから染み出した水分が、壁や床にまで到達しています。
ゴミから発生した水分と養分によって、カビなどの菌類も大量に繁殖します。
またゴミから発生する臭いや熱は、病害虫の住処になっていることもあります。
ゴミ屋敷の片付けには、強力な汚れやシミ、病害虫の駆除、除菌といった作業が必要なことがあります。
◇害虫だらけのゴミ屋敷
ゴミ屋敷で単身生活を送る高齢者が孤独死するということが近年増加しています。
ゴミの回収だけではなくひどい汚れと臭い、害虫駆除と除菌、全てにおいてかなり難易度が高い現場が、ゴミ屋敷での室内死があった場合の部屋の掃除です。
特殊清掃の高度なスキルが求められるので、業者選びも慎重に行いましょう。
特殊清掃を業者へ依頼するメリットとデメリット

ゴミ屋敷、孤独死、どの場合も、素人の個人がホームセンターで買い集めた道具を駆使して頑張っても太刀打ちできません。
特殊清掃現場の掃除は、プロの清掃業者に依頼しなければいけません。
多少の費用を加味しても特殊清掃をプロの清掃業者に依頼するべき理由を理解するには、プロに依頼するメリット、そしてデメリットを紹介します。
◇ ゴミ屋敷の片付けと特殊清掃のどれにも対応できるプロの清掃業者に掃除を依頼するメリットには、次のものがあります。短時間で清掃が完了する・原状回復できる・ゴミの分別回収・消臭・除菌・害虫駆除・まだ使える不用品の買取などがあります。ゴミ屋敷の場合、ゴミの分別を搬出や処分をするだけでも相当な時間と労力が必要です。プロの清掃御者に依頼すれば、特殊な機器や洗剤、薬剤を用いて清掃を行うことができます。そのため自分で行うよりも短い時間で、原状回復できます。さらに価値があり再利用可能な不用品の回収もできる業者を選べば、特殊清掃にかかる費用を安くできるかもしれません。 ◇特殊清掃を業者へ依頼するデメリット
ゴミ屋敷の片付けと特殊清掃のいずれも対応できるプロの清掃業者に依頼すればメリットがありますが、デメリットもあります。
そのデメリットには、費用がかかる・悪質な業者がいるなどがあります。
孤独死のあった室内やゴミ屋敷の特殊清掃には、かなりの費用がかかります。
賃貸住宅の場合は特に、原状回復して家主に返還しなければいけません。
借主の家族が死亡しているか責務を負いきれない場合は、子供などの親族が代わりに原状回復の責務を負うことになるのが一般的です。
できるだけ費用は抑えるために素人の個人が特殊清掃を行おうとすると、その難易度が高いために失敗するのはほぼ間違いありません。
また特殊清掃は、長い人生の間でもそう何度も利用しません。
ほとんどが費用相場やサービス内容を理解できていない人でしょう。
顧客の知識不足につけ入り、困っている状況を悪用する悪質な業者がそれなりにいるのも事実です。
ゴミ屋敷の特殊清掃をプロに依頼するときは、業者選びが最も難しく重要なポイントです。
特殊清掃現場へ入る時の注意点

人が亡くなった現場では、次のように、いろいろなリスクが発生します。
できる限り、無理に入室しないで、業者に任せましょう。
尚、業者の作業後には、安全に入室が可能な状態になります。
◇腐敗臭への対処
一番悩まされるのが、腐敗臭です。
特に特殊清掃が必要な部屋には、脳裏に焼き付くほどの臭いが立ち込めています。
その強烈な臭いは、ふとした時に思い出してしまいますし、またいくら身体を洗ってもいつまでも臭う気がするなど、中々なくなるものではありません。
市販のマスクでは、臭いを防げなく、例え特殊な防臭マスクを着用しても、はっきりと臭いを感じるくらいの強度があります。
業者が作業を行った場合、高濃度オゾンにて時間をかけて消臭作業を行うので、その前の入室はなるべく避けるべきです。
◇見ただけで心が折れる状況
特殊現場は、非日常的な情報がたくさんあります。
気軽な気持ちでいると視覚から入った信号が強烈であるので、脳裏に焼き付いてしまい、その後悩まされ続けることがよくあります。
床面に故人の姿形がそのまま体液として残存していたり、一人で過ごされていた苦悩を感じてしまう情報がたくさんあります。
◇心が痛む
家族、親族の方は特に注意してください。
とても辛く、悲しい気持ちは十分に理解できますが、視覚的・臭覚的な衝動はその後、脳裏に焼き付きます。
そして、家族・親族の方が亡くなった事への心理的負担が重なり、心へのストレス障害を抱えるケースがあります。
故人を思い出し、供養される事はとても大切ですが、悲惨な現場をいつまでも忘れられずにいる事は、故人にとっても、残された家族・親族様にとっても、良い事だとは思いません。
特殊清掃現場の清掃作業は専門業者へ!まとめ

特殊清掃現場の清掃作業を専門業者へ依頼する場合、いつやらなければいけないのか、またどのようなメリットやデメリットがあり、入室時の注意点なども紹介してきました。
今まさに家族の誰かが孤独死などで亡くなってから部屋の清掃作業が必要という方は、ここの情報をよく理解してから業者へ依頼するときの役に立ててください。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。







