特殊清掃は、亡くなった部屋の死臭を消すときに行うものということは知っている人は多いでしょう。
ただし、それ以外にもいろいろな匂いを消臭するためにできるということをここで詳しく紹介します。
どのような匂いをどのような方法で消臭するのかを詳しく見てみましょう。
特殊清掃が必要な匂い

特殊清掃というものが必要になる匂いにはどのようなものがあるのかを見てみましょう。
死臭
死臭とは、遺体の腐敗とともに放出されるガスのことで、腐敗臭、腐乱臭とも呼ばれています。
この臭いは、微生物やバクテリアなどの細菌が遺体を分解するときに発生します。
問題なのは、その死臭の強さです。
空間に漂う臭気の数百万倍と非常に濃い匂いです。
日常生活ではまず嗅ぐことのないような想像を絶する強烈な異臭(ドブくさいにおい)で、多くの人が吐き気をもよおしてしまうような悪臭です。
この臭いをかいで、細菌だけでなくハエなどの害虫が寄ってきて卵を産み付け、うじ虫やハエが発生して、また悪臭を生み出すという悪循環が起こります。
それでは、この死臭に対してどのように消臭・脱臭すれば良いのでしょうか?自分で行う場合の対処法と特殊清掃での対処方法を次でそれぞれ比較して説明します。
生ゴミ臭
特殊清掃で取れる臭いは、生ゴミの臭いです。
生ゴミ臭の原因は、微生物が生ゴミを分解する過程で出す排出物だったり、化学反応で発生する硫黄と言われています。
生ゴミはもう処理したはずなのになぜか臭いがするときは、壁や天井に臭いが染み付いている可能性が高く、普通は簡単にとることができません。
生活臭
特殊清掃で取ることの可能な3つ目の臭いは、生活臭です。
汗の臭いや加齢臭がこの生活臭です。
生活臭には、鼻を刺すようなアンモニア臭なども含まれていて、刺激が強いのが特徴です。
臭いの原因になりそうなのは、衣服やタオル、ベッドのシーツなどですが、それらをいくら自分で消臭・脱臭した後でも、壁や天井に臭いが残ってしまうときには特殊清掃業者に依頼しましょう。
カビの臭い
特殊清掃で取ることの可能な4つ目の臭いは、カビの臭いです。
カビは、繁殖するときに老廃物が出て、臭いを大量に発生します。
部屋で絵の具のような青臭さを感じたら、それはカビ臭さかもしれません。
カビがどこにあるのか検討がつかない人は、まずはエアコンを疑いましょう。
エアコンの中まで掃除して、臭いの変化があるかを確認すると良いです。
それでカビ臭が臭う場合は、窓枠や壁にカビが生えている可能性もあります。
排水口の臭い
特殊清掃で取ることの可能な5つ目の臭いは、排水溝の臭いです。
臭いの原因は、蓄積した食品・油の腐敗臭と排水管のトラブルによる逆流臭のどちらかです。
蓄積した食品・油の腐敗臭に対しては、パイプクリーナーなどの排水管掃除の専用道具を使って掃除することで臭いの発生を抑えられることが多く自分で試してみると良いでしょう。
自分でやってみてもなかなか取れないときは、よほど腐敗臭が付いてしまっているか、排水管のトラブルによる逆流臭であることが多いので特殊清掃に依頼すると安心です。
嫌なにおいの消臭方法

故人の部屋の嫌な匂いを輩出するには、今から紹介する消臭方法などについて行うことがたくさんあります。
死臭の消臭方法
自分でできる死臭の対処法
次に手順を紹介します。
遺品整理・撤去
室内の本格消臭処理に入る前に、最初に住居人の遺品類を整理・撤去しなければいけません。
腐敗臭の付着・浸透した遺品や家具などを残したまま、いくら消臭作業をしても臭いは残ったままになります。
このとき、残された遺品類は故人の財産なので、管理会社や大家が勝手に処分することは法的にもできません。
親族や相続人に、必要な物や重要な物、または思い出の品などの選別・保管をして、不要遺品の処分についても承諾を得る必要があります。
殺虫・消毒
次に、殺虫・消毒作業を行います。
作業がスムーズにできるように、殺虫剤の噴霧を行って、ハエなどの外注を除去します。
このとき使う殺虫剤は市販の殺虫スプレーで大丈夫です。
感染などに対処するため、殺菌消毒剤も使います。
殺菌消毒剤は薬局やネットで購入できる塩化ベンザルコニウムや安定化二酸化塩素などを使うと効果的です。
使用上の注意をよく守って、園芸用の噴霧器で散布します。
殺菌消毒剤は人体に悪影響を及ぼす恐れがあるので、防護マスクを着用するなどして安全対策を行ないましょう。
消臭・脱臭
次に消臭・脱臭作業に入ります。
コロンタブレット(気体消臭剤)・コロンパウダー(粉状消臭剤)・コロン消臭バスター(液体消臭剤)など市販の消臭剤を使って部屋を消臭します。
死臭は残りやすいので、ポイントは消臭剤を多めに使うことです。
拭き取り・臭いがしみ込んだ壁と床をはがす
次に、体液血液汚物などの拭き取り作業です。
体液が付着浸透した床・壁面は、拭き取り清掃をするだけだと、腐敗臭は消えないので、はがして撤去します。
汚染物が付着していない箇所でも、たとえば壁のクロスなど、できるかぎり全て撤去しましょう。
撤去しない場合は臭いが残って、再びハエやウジが繁殖するので臭いが微妙に残っているかもしれないと思う箇所は撤去しましょう。
窓ガラス、サッシ、キッチン台、バス・トイレ、ドア、柱などの直接撤去できない部分の表面に染み付いた臭いはしっかり拭き取ります。
ここまでの作業で、ほとんど腐敗臭は感じないようになっていると思います。
少なくとも、近隣に迷惑をかける限度は下回っていることでしょう。
再消臭
最後に、病院の解剖室などでもよく使われる塩素系の消臭殺菌剤である安定化二酸化塩素液を噴霧すると、より効果があがります。
清掃が終わったら数日間放置してハエの二次発生や残存臭の有無を確認します。
臭いが残っている場合は、前述作業をもう1度確認しましょう。
問題無ければ消臭・除菌は完了です。
特殊清掃で対処する
特殊清掃でも作業工程は、オゾンの脱臭機を使って部屋の隅まで消臭作業を行うため、ほとんどの死臭を取り除けます。
このオゾン脱臭機は、酸化作用を利用して臭気成分を分解・除去するもので、死臭に対してかなり効果があります。
自分で殺虫スプレー、殺虫消毒剤、防護マスク、園芸用の噴霧器、消臭殺菌剤を準備しなくてよく、プロがオゾン脱臭機で清掃してくれるのはメリットです。
また、業者に依頼すると気の安心なのは、隅々の死臭を取ってくれることです。
自分で残存臭がないように、漏れなく消臭作業をするのはかなり難しいものです。
残存臭の発生源を特定することもそう簡単ではありません。
もし、自分で死臭の消臭・脱臭作業をするのが難しいと思った場合には、特殊清掃業者に外注すると良いでしょう。
生ゴミ臭の消臭方法
特殊清掃のオゾン脱臭装置を使えば、壁や天井に付いた生ゴミの硫黄の臭いも徹底的に消臭・脱臭してくれます。
部屋全体の生ゴミ臭が、プロポリーなどの消臭スプレーでは取れない場合は、特殊清掃業者を依頼するのも方法です。
生活臭の消臭方法
生活臭は1度部屋全体に染み込むと、市販の消臭剤では簡単に取れません。
特殊清掃業者であればこの生活臭に対しても、臭いの原因を特定してしっかり消臭・脱臭してくれます。
カビの臭いの消臭方法
徹底的にカビの部分を探しましょう。
特殊清掃は、カビが繁殖しやすい部分まで綺麗に掃除してくれるので、カビ臭にもしっかりと対処してくれます。
排水口の臭いの消臭方法
自分でやってみてもなかなか取れない場合は、よほど腐敗臭が付いてしまっているか、排水管のトラブルによる逆流臭であることが多いので特殊清掃業者に任せると安心です。
特殊清掃業者の場合は、臭いを落とすために複数の薬品を試すなどして、経験とその臭いの原因にあった対処方法を取ってくれて、排水管のトラブル対応もしてくれます。
特殊清掃業者を選ぶときのポイント

いざ特殊清掃を業者に依頼するのであれば、妥協しないで相手を探しましょう。
次に、業者選びのポイントを紹介します。
依頼前に見積もりを取る
特殊清掃を業者へ依頼するときに気になるのが特殊清掃料金です。
できれば、特殊清掃料金は安くしたいというのは誰もが思うところです。
ここで、特殊清掃料金を少しでも安くするためにはどうすればよいのかを見てみましょう。
意外に見落としてしまいがちなのが見積もりです。
ホームページの料金表だけで納得して、実際に業者から見積もりをとらない人は多いです。
しかし、特殊清掃の料金はケースバイケースなのです。
その上、業者によってまったくサービスと料金の基準が違います。
必ず、依頼前に見積もりを取って料金を確認しましょう。
そのうえ、できれば複数の業者から見積もりをとって複数業者を比較検討するのが得策です。
見比べて不審な点があると思ったら、徹底的に質問しましょう。
作業内容を細かく聞く
特殊清掃では、作業が細かく分かれています。
主なものに廃棄・消臭・消毒・害虫駆除・洗浄などがありますが、1つの業者がすべてを請け負ってくれるわけではありません。
業者に依頼してから害虫駆除までしていないと言われたら、そこから別の業者を探さなければいけなくなります。
そうならないためにも、依頼前に業者が行う作業内訳を提出してもらいましょう。
内訳に入っていない場合でもこんなことはできないのかと、希望する作業は聞いておきます。
1つの業者に全工程を担当してもらうのが一番なので、あらかじめやってほしい作業を自分でもピックアップしておきましょう。
実績と技術は確かか
特殊清掃は資格がなくても始められます。
実際、無資格でも仕事ぶりが安心できて信頼できる業者はたくさんいます。
とはいえ、最近は特殊清掃業者が増えすぎた結果、悪徳と呼ばれる仕事でお金を稼いでいるところも増えてきています。
特殊清掃を頼むときには、悪徳業者に出会わないように意識して探しましょう。
ホームページがない業者はまず怪しいので、実績や技術についても深くリサーチします。
業者がどのような手段で作業を行うつもりなのか詳しく説明してもらい、納得できない相手とは交渉を止めるのが最善策です。
料金設定を明示しているか
特殊清掃業者の料金は、通常のハウスクリーニング業よりも料金が高いのはもちろんですが、地域によっても料金が違います。
最初に依頼者の住む地域の料金相場を確認することが重要です。
また、作業工程が多くなれば、料金も高くなります。
遺体の発見状態が良くない場合、部屋の清掃にかかる作業工程も増えます。
マンションのような一室だけの場合と、二階建てなどの家全体が作業範囲である場合でも、値段は違います。
大体の目安として、最低でも掛かる費用は5万円程で、最高額は50万円程だと覚えておくと、業者選びの際の参考にできます。
特殊清掃の料金はいろいろな状況や条件によって大きく違うため、悪質な業者がその隙を狙うケースがよくあります。
目安となる特殊清掃にかかる費用、地域別の相場、作業工程と作業範囲などのポイントを押さえて料金設定が妥当か、確認する必要があります。
一般的な業者では無料で見積り対応してくれて、作業後に見積り以上の請求をすることは絶対にありません。
即日対応可能かどうか
まず、業者を選ぶポイントとして確認すべきは、即日対応できるか否かです。
警察や葬儀関係者は遺体を運び出すこと自体は行いますが、現場となった部屋の清掃までは行ってくれません。
そのため、遺族で部屋の清掃ができないとき、迅速な特殊清掃を行わなければいけません。
孤独死や自殺など、遺体が発見されるまでの期間が長ければ長い程、臭いや害虫などがたくさん発生して、夏場などは特にその発生速度も速く、早急に対処しなければいけません。
しかし、業者の中には即日対応できない業者もあるので、依頼者が確認して、適切な業者を選ばなければいけません。
即日対応できる特殊清掃業者は、サイトに金額と一緒にはっきり即日対応と明記しているはずです。
必ず確認して、適切な業者を選びましょう。
遺品整理にも対応してくれる
部屋の清掃だけでなく、亡くなった方の遺品整理をやってくれるかどうかも特殊清掃業者を選ぶポイントになります。
業者の中には部屋の清掃のみ請け負っている会社もありますが、死臭は遺品にも染み着いている場合がほとんどで、完全消臭にはそういった遺品の整理と不要物の処分をしなければいけません。
サイトでサービス内容の一覧に遺品整理の項目があるか、確認してから業者を選ぶことをおすすめします。
また遺品整理に対応できることも重要ですが、その作業内容も重要です。
思い出の品はもちろん、書類などの貴重品や供養が必要なものなど丁寧に仕分けできることも重要です。
遺族の意思を尊重した遺品整理までやってくれる特殊清掃業者なのか、依頼者の精神に寄り添うことができるかどうかもしっかり確認の上、選択することが大切です。
特殊清掃における注意点

特殊清掃を業者へ依頼するときにいくつか注意点があります。
見積もり以外の料金を請求される
特殊清掃の見積もりは幅を持たせた内容になります。
そのため、特約や注釈までしっかり読むようにしましょう。
現場の状況次第ですが曖昧な記述があったり、諸経費などの項目で高額が設定されたりするときは、その内容をきちんと業者に説明をしてもらいましょう。
そしないと、作業が終わってから見積もり以上の金額を請求されるリスクもゼロではありません。
作業終了後の不具合に対応してくれない
特殊清掃では、1回の作業ですべて完了するとは限りません。
たとえば、死臭が消臭できていない、害虫が完全に駆除できていないなどもあります。
そんなとき、同じ業者に追加で作業してほしいところです。
ところが、業者によっては上手くいいわけをして、追加作業を回避しようとするところもたくさんあります。
どんなに交渉しても、見積もりや契約書に追加作業の項目がなければ、依頼人の立場が不利です。
余計な追加料金を払わないためには、アフターケアが万全な業者に依頼しましょう。
遺族や周りの住人に配慮しない
特殊清掃は繊細な作業でもあります。
換気を優先して仕事を行えば、近隣に悪臭をまきちらせかねません。
また、凄惨な現場では遺族の精神的ダメージも大きくなるので、業者の無神経な言動が相手を傷つけることもあります。
いくら使い物にならない家具でも、断りもなしに廃棄されたのでは、不快に思う遺族もいることでしょう。
特殊清掃業者を選ぶときには仕事の能力も大切ですが、人間性も見極めなければいけません。
連絡を取ったときに、態度が気に入らなかったなら交渉を中止したほうがいいでしょう。
特殊清掃でどのような匂いを消臭できる?その方法は?まとめ

ここまで、特殊清掃作業でどのような匂いを招集できるのか、また、どのような方法で消臭するのかについて詳しく紹介してきました。
特殊清掃は死臭以外でもいろいろな悪臭を消臭できるということが分かったのではないでしょうか。
今、悪臭で悩んでいる方は、ぜひ、こちらの情報を参考に特殊清掃を依頼する業者探しに役立ててください。
満足のいくサービスをできるだけ安い特殊清掃料金で依頼できることでしょう。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。









