死亡後の部屋の清掃は必要!?感染症が怖い!...

特殊清掃コラム

亡くなった方の部屋の清掃は必要なのでしょうか?どのような清掃が必要なのでしょうか?普段あまり経験しない身内の孤独死などで残された部屋の処置はどうすればよいのかわからないことでしょう。
残された部屋をそのまま放置してしまうと、感染症をはじめとするいろいろな問題が発生して周りにも迷惑をかけてしまいます。
トラブルを避けるためにも残された部屋の清掃はやらなければいけません。
ここでは、感染症の危険性、予防について詳しく紹介します。
また、残された部屋の清掃を依頼する特殊清掃業者の探し方や、実際の作業をしてくれる特殊清掃士についても紹介します。

特殊清掃現場での感染症の危険性!

特殊清掃現場での感染症の危険性!

特殊清掃を行う現場には危険がいっぱいあります。
特に注意しなければいけないのが感染症です。感染症がいかに危険かを詳しく説明します。

特殊清掃時の感染症の危険性とは

感染症とは、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などの病原体が体内に侵入して、発熱や下痢、咳などの症状が出る病気です。
特殊清掃の現場では、死体から体液や血液が滲み出してきていて、細菌による感染症にかかるリスクが非常に高くなります。
医療現場においても手術着やマスク、手袋を着用し、徹底的な除菌を行っています。
したがって、特殊清掃の現場への入室時には、しっかりと防護服、マスク、手袋などで身を保護し、除菌剤を散布してから入室することをおすすめします。
特殊清掃の現場に入るということは、常に感染症のリスクがあると考えたほうが安全だからです。

害虫や害獣による伝染病

死体からの体液や血液による感染症の危険性に関しては先程述べましたが、腐敗で発生したウジやハエなどの害虫や、ネズミやイタチなどの害獣も伝染病の病原菌を持っていることもあるので注意が必要です。
ここでは特に多いハエとネズミによって引き起こされる伝染病を紹介します。

ハエ
ハエは人の生活圏の近くに住んで居て、食物や排泄物に関わり合いを持っているので、消化器系の赤痢、チフス、コレラ、O-157等の病原菌のほかに、皮膚疾患、目の疾患の病原体、赤痢アメーバ、寄生虫卵、さらには、ポリオウイルスの伝播というように実に幅広い病原菌をもっています。

ネズミ
不衛生な場所を移動するねずみは、全身に病原菌をまとっていると言っても過言ではありません。
サルモネラ症(食中毒)、パラチフス、腸チフス、E型肝炎、ツツガムシ病、鼠咬症、腎症候性出血熱、ペスト、レプトスピラ症(ワイル病)や致死率の高いハンタウイルス肺症候群などを引き起こす菌やウイルスをねずみの身体の表面に付着しているだけでなく、フンや尿にもいます。
ねずみは尿を垂れ流しながら動く習性があり、家の中に病原菌をまき散らしながら動き回っているということです。

感染症の予防法

感染症の予防法

特殊清掃現場では、感染症の危険性が非常に高いことが分かったのではないかと思います。
それでは次に、特殊清掃現場に入る時の感染症の危険性を下げられる予防法を紹介したいと思います。
今回は3つの方法を紹介します。

特殊清掃の現場に入る時には防護服を着る

特殊清掃の現場に入る時には、感染症の危険性を下げるために防護服を着ます。
防護服だけでは不十分なので、防毒マスクやゴーグル、シューズカバー、手袋なども着用してください。
手袋は軍手ではなく、ゴム手袋(厚いものの方がよい)を使うことで菌の侵入を防ぎます。
防護服や防毒マスクはホームセンターでも購入できるし、アマゾンなどのネット通販でも購入できます。

薬剤を噴霧し除菌

防護服を着用しても作業中に破れてしまったりすることもあり、特殊清掃を行う部屋の空間除菌を行います。
業者では市販では売られていない強力な消臭・除菌専用の薬剤を使います。
また、薬剤に添加物を入れて性能を高めたものを、フォグマスターという専用の微粒子噴霧器で散布する業者もあります。
おすすめは致しませんが、個人で特殊清掃を行うときは次亜塩素酸ナトリウムなどの市販品を、ガーデニング用の噴霧器で散布するだけでも、ある程度の菌は死滅するので行ってください。

特殊清掃業者に依頼

部屋の中に重要な書類が残っていてどうしても必要といった要望は分かるのですが、やはり個人で特殊清掃の現場に入ることは、道具や薬品の知識がなく感染症の危険性が高いので賛成できかねます。
できることなら特殊清掃業者に依頼して処置してもらいましょう。

特殊清掃業者は入室可能にできる技術
特殊清掃業者に依頼すれば、専用の機材や除菌剤を使って感染症の危険性のある現場を除菌し、死体のあった場所を重点的に掃除してくれます。
最終的には入室可能な状態まで処理してくれます。
そうすることで、死臭も完全に除去して、感染症の危険性を最大限まで抑えた状態にしてくれます。
急いで部屋に入らなくてはという方は、特殊清掃業者に依頼して普通の服でも入室できるような状況まで行ってもらうことをおすすめします。

特殊清掃業者の選び方

特殊清掃業者の選び方

特殊清掃現場では感染症への危険性が高いために、特殊清掃業者に依頼すれば問題なく現場に入れるようにしてくれることでしょう。
しかし、追加請求をされた・臭いが残っているなどというトラブルは実に多いです。
ここからは特殊清掃業者に依頼する時の選び方を紹介します。

特殊清掃の実績

やはり特殊清掃は数多くの現場経験がないと出来ないので、過去の作業実績などをホームページに掲載している業者の方が安心できるので一度チェックしましょう。

特殊清掃の評判を確認

Webサイトや口コミサイトなどで実際に依頼した方の生の声を確認するのも手です。
料金面や作業の仕上がり具合、接客態度など様々な声が確認できるので選ぶポイントになります。

特殊清掃の技術をチェック

実際に特殊清掃でどういった技術を使うのか、といのも調べておいた方がよいでしょう。
各社のやり方はいろいろありますが、作業工程などをきちんと明記していない業者は技術力がないので完全な消臭・除菌ができなくて作業後にトラブルになることもあるので確認しましょう。
しっかりとした技術を持っている特殊清掃業者は、ほとんどの場合ホームページなどに詳しく記載されています。

特殊清掃の資格を持つ業者

特殊清掃には事件現場特殊清掃士という専門の資格があります。
これらは国家資格ではなく資格を発行する団体が、学費を徴収して儲けるだけの民間の資格なので何の効力もありませんが、少なくとも何の資格を持たない業者よりは特殊清掃に関する知識や技術を勉強しているので、資格を持つ業者を選ぶ方が悪徳業者に当たらない確立は上がります

特殊清掃の料金が安い業者にも注意

特殊清掃では、高額な機材や薬品を使って、どうしても料金が掛かってくる作業になります。
そのような中で、他の特殊清掃業者と比べて極端に料金が安いところは、雑な作業の業者である可能性が高いでしょう。
料金が安いということは、どこかで費用を削っているということを考えておきましょう。
人件費を節約するため壁の清掃を怠ったり、消臭・消毒剤の量を少なくしたり、安価なものを使ったりとサービスの質を下げてしまう削減を行うと死臭が全く取れていなかったり、汚染部分が残っているといったトラブルが発生する恐れがあります。
特殊清掃の費用を安くしようと、安い業者に飛びつくと再び他の業者に依頼しなければいけない事態になって、余計に高くついてしまうこともあるので注意して下さい。

複数社の見積もりを取れるサイトは危険

一度に相見積もりを取れるサイトの場合は登録している業者が内部で繋がっています。
実際ン裏事情としては、今回はこの会社が一番安い価格を提示し仕事を請ける、次回はこの会社が、その次はこの会社、といった感じでこのようなことであれば全く相見積もりの意味を持ちません。
一般的に相見積もりは3社が適切と言われています、時間も掛かるので面倒ですが、相場と見比べて自分で良さそうな業者を3社探してから見積もり依頼することをおすすめします。

事件現場特殊清掃士とは

事件現場特殊清掃士とは

事件特殊清掃士というものがありますが、具体的にはどういうことをするのでしょうか。

事件現場特殊清掃士の必要性

高齢者の単身世帯は増加し、2020年には、高齢者世帯の約1/3が単身世帯で、全世帯の13%(8世帯に1世帯)が高齢単身世帯という統計も発表されています。
さらに、厚生労働省の調査では、2016年の1人暮らしの高齢者数は、約655万人で、10年前の約1.6倍にまでに増え、核家族化も影響して、孤立死は全国で相次ぎ、特殊清掃業の需要はますます急増していくことでしょう。
また、超高齢化社会で、高齢者のごみ屋敷も増加してきていて、今後、さらに、事件現場特殊清掃士の仕事が急増し、2045年まで伸び続けると考えられています。
特殊清掃は、自分では対応したくない仕事の一つに属されることでしょう。
しかし、誰かがやらなければならないことで、必ず必要となる仕事であることは間違いありません。
だからこそ、社会から必要とされるのです。

事件現場特殊清掃士は今後需要が拡大するのはなぜ

昨今、皆様の耳にも触れることが多くなった孤立死です。
家族が離れて暮らすことも増え、亡くなったときに周囲に家族がいない、身寄りがなく、ご遺体の引き取り手がいない等といった状況もとても多くなってきました。
また、孤立死や社会問題になり話題となっているごみ屋敷のような、現場となるお部屋や家が悲惨であればあるほど、家族は部屋を片づけたいのに、片づけられない、部屋に踏み入ることもできないなど、気持ちに反して、動くことができない状況です。
また、特殊清掃は、料金体系が確立されていないため、同じような現場でもA社は100万円、B社は200万円と倍以上も違う料金が請求される場合があります。
そうした中で、遺族・依頼者に代わり、適正価格で安全に作業を行うことを任されるのが事件現場特殊清掃士のような専門家です。
現場が悲惨だからこそ、求められる専門家・専門業者で、使命をもって取り組むことが、遺族・依頼者のためだけでなく、亡くなった故人の想いを繋ぐことにもつながります。

死亡後の部屋の清掃は必要!?感染症が怖い!まとめ

死亡後の部屋の清掃は必要!?感染症が怖い!まとめ

ここでは、身内の誰かが亡くなった後、時間が経ってから発見した場合、感染症や最近など様々なトラブルになる可能性があること、その予防策について紹介してきました。
残された部屋は特殊清掃業者へ依頼して清掃をしてもらうことで感染症などの危険から守ることができるということが分かったのではないでしょうか。
特殊清掃業者へ依頼することになりますが、その探し方についても分かりやすく紹介してきました。
資格を持っている特殊清掃士がいる業者へ依頼して安心・安全を確保してください。

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