孤独死などで、死後一定時間放置されているとどうしても匂いや汚れが部屋に残ってしまいます。
そんな匂いや汚れを落とすには専門の業者へ依頼する必要があります。
ここでは、特殊清掃とはどういうもので、依頼先業者の選び方や作業範囲について詳しく紹介します。
遺品整理と特殊清掃の関係

最近メディアなどの年配の方の孤独死などが話題になっています。
もし残された遺族が孤独死した家族や親族の遺品整理をしなければいけないとき、通常の遺品整理だけではなく特殊清掃を依頼する必要が起きることがあります。
特殊清掃とはどういうもので、清掃範囲はどこまでなのかを詳しく見てみましょう。
特殊清掃とは?
特殊清掃とはどういうものなのでしょうか。
簡単に言えば、故人の遺体がすぐに発見されなかった場合に行われる特殊なクリーニングのことです。
誰かが自宅で亡くなったとき、同居家族がいればすぐに遺体は発見されます。
しかし、独り暮らしをしていた人が孤独死したり自殺を遂げたり事故死したりすれば、誰にも知られずに数日間、数週間、数か月経つことがあります。
そのような状況下で人が亡くなると、経過した時間次第では遺体が腐乱して体液が染み出て、床や壁や家財道具に臭いが染みついたり汚れがついたりします。
また害虫が死体にたかってから大量発生することもありますが、こうなると部屋の中だけではなく近所にまで悪臭が漂うことになります。
こういうケースでは通常の遺品整理ができません。
通常の遺品整理は、故人の所有物が悪臭や汚れに汚染されていないときに行うのが普通です。
しかし、悪臭や汚れがたまった状況では、遺品を整理するどころか家族が部屋の中に入ることすらできない状況なので、まずは、専門業者に依頼して特殊なクリーニングを行ってその後遺品整理をするのがベストな選択です。
まとめると、故人の亡くなり方次第ではすぐに遺品整理できる場合と、特殊清掃をしてから遺品整理する場合の2つがあるということです。
業者のサービス範囲は
基本的に特殊清掃を素人では行えません。
遺体の腐乱臭はかなり強烈なにおいで現場に入ることすら難しいですし、床や壁や家財道具に染みついた臭いや汚れは通常の清掃ではなかなか取れません。
場合によっては大幅なリフォームが必要になることもあります。
そのため特殊清掃は専門業者に依頼することになります。
ただし、そうなると気になるのは特殊清掃と遺品整理をまとめて同じ業者に依頼できるかという点です。
住居や家財道具を洗浄してもらうついでに遺品整理も一緒に行うと一度で作業が済むので、別々の業者に依頼するよりも費用面や時間面でロスを抑えられます。
結論から言うと両方の作業をまとめて同じ遺品整理業者に依頼することは可能です。
ただし特殊清掃にはオゾン消臭や特殊な溶剤を使った洗浄作業、構造物の消臭作業などが必要なので、通常の遺品整理業者ならどこでも良いというわけにはいきません。
両方に対応できるツールを持っていて、なおかつ経験がある遺品整理業者に依頼する必要があります。
さらに依頼するのなら遺品整理士と事故現場特殊清掃士という2つの資格所有者が在籍している業者がベストな選択です。
遺品整理や特殊清掃を行ううえで必要な資格は?
遺品整理士は一般社団法人遺品整理士認定協会が認定している民間資格になります。
遺品整理を合法的かつ適切に行うために必要な知識やスキルを身に着けた人に認定される資格なので、資格所有者が在籍している遺品整理業者に依頼すると良い仕事をしてもらえる確率が非常に高くなります。
一方で事故現場特殊清掃士とは一般社団法人事件現場特殊清掃センターが認定する民間資格になります。
これは遺体や故人の所有物などによって汚染された家をきちんと原状復帰するのに必要な専門知識とスキルを持っている人に与えられます。
遺品整理士も事故現場特殊清掃士も民間資格なので、この資格がないと遺品整理や特殊清掃ができないというわけではありません。
でもどちらの資格も、それぞれの作業についてしっかり知識を習得した人に認定される資格なので、有資格者が在籍している業者の方がより信頼感があります。
特殊清掃の依頼先業者の選び方

孤独死といった特殊な状態で亡くなった方の部屋を清掃する特殊清掃は、現状からその特殊性から中々認知されていないことが多いです。
その状況になって初めて考えることであるため、お客が業者を必要とした時にどの業者に依頼をすれば良いのか不安になることも多いことでしょう。
また、お客の中には悪徳業者に騙されることを懸念されて依頼を躊躇される人もたくさんいます。
お客が適切に業者に依頼できるように、特殊清掃業者を選ぶときのポイントを紹介します。
即日対応可能か
まず、業者を選ぶ最大のポイントは、即日対応できるか否かです。
警察や葬儀関係者は遺体を運び出すことは行ってくれますが、現場となった部屋の清掃までは行ってくれません。
そのため、遺族ご自身で部屋の清掃ができない場合、迅速な特殊清掃を行わなければいけません。
孤独死や自殺など、遺体が発見されるまでの期間が長ければ長い程、臭いや害虫など多く発生し、特に夏場はその発生速度も速く、できるだけ早く対処しなければいけません。
しかし、業者の中には即日対応できない業者もあるため、依頼者自身で確認して、適切な業者を選ぶ必要があります。
即日対応できる特殊清掃業者は、サイトに金額と共にはっきり即日対応と明記しているところが多いです。
必ず確認して、適切な業者をお選びください。
遺品整理にも対応しているか
部屋の清掃だけではなく、亡くなった人の遺品整理を請け負っているかどうかも特殊清掃業者を選ぶポイントです。
業者の中には部屋の清掃のみ請け負っている会社もありますが、死臭は遺品にも染み着いてしまっている場合がほとんどで、完全消臭するにはそういった遺品の整理と不要物の処分が必要不可欠です。
サイトでサービス内容の一覧に遺品整理の項目があるか、確認してから業者を選ぶことをおすすめします。
また遺品整理に対応可能であることも重要ですが、その作業をどのように行うのかも重要なことです。
思い出の品はもちろん、書類などの貴重品や供養が必要なものなど丁寧に仕分けできることが重要です。
遺族の意思を尊重した遺品整理まで行える特殊清掃業者であるか、依頼者の精神に寄り添うことができるかどうかもしっかり確認の上、選択してください。
料金設定を明示しているか
特殊清掃業者の料金は、通常のハウスクリーニング業よりも料金が高いことはもちろんのことですが、地域によっても料金が違います。
依頼者の住む地域での料金相場を確認することが重要です。
また、作業工程が多くなれば、必然的に料金も高くなります。
遺体の発見状態が良くない場合、部屋の清掃にかかる作業時間も多くなります。
マンションのような一室だけの場合と、二階建てなどの家全体が作業範囲である場合でも値段は違います。
大体の目安として、最低でも5万円程で、最高額は50万円程であると覚えておくと、業者選びのときの参考にできます。
特殊清掃の料金はいろいろな状況や条件によって大きく異なるため、悪質な業者がその隙を狙うケースが後を絶えません。
目安となる特殊清掃にかかる費用、地域別の相場、作業工程と作業範囲、これらのポイントを押さえて料金設定が妥当であるか、確認する必要があります。
特殊清掃料金とサービスの範囲事例

特殊清掃は普通の清掃とは違います。
その分料金もかかります。
ここでは、できるだけ安くできる基本サービスについて紹介します。
基本サービスパック
特殊清掃サービスにてご提供する3つの基本サービスをおこなえば基本の清掃は大丈夫です。
この基本サービスには、次の作業が含まれます。
除菌処置として部屋に漂う細菌、ウイルスを除去、二次感染を防ぎ、安全にご入室頂ける環境を整えます。
汚染物撤去処置として死後の体液、血液、汚物など、感染の疑いがある物やその臭いが付着した物を安全に撤去します。
消臭処置として高濃度オゾン脱臭機を用いて空気中の臭い物質を分解し、短時間で臭いの無い環境を作ります。
このパックだと、臭いも、細菌もない環境を取り戻すことができます。
早めに対処すれば、ほとんどの場合この基本作業の範囲内で処置ができます。
作業現場にて見積りをして、基本価格より安く作業可能な場合もあります。
予算に併せて、価格面の調整ができるので、気軽に相談してみてください。
作業が必要な部屋の広さ(㎡)や完全消臭の為に、不用品の撤去が必要になる場合など、基本サービスの料金内ではしっかりとご対応ができない場合があります。
いずれの場合でも、見積りのときに説明してもらいましょう。
特殊清掃サービスの料金
特殊清掃サービスを利用した場合の、料金の目安について紹介します。
特殊清掃サービスの利用料金は、亡くなった状況や場所によって変わります。
また、消臭のため撤去が必要な不要品がある場合、その量によっても変動します。
業者の探し方と注意点

特殊清掃を依頼する業者を探すときはいくつか注意点があります。
どのような注意点があるのかを見てみましょう。
安すぎる業者には注意!
特殊清掃の業者の中には、顧客を獲得するのに、価格設定を相場よりも安くしているところもあります。
良心的な意味で安価にしているのであれば良いのですが、どちらかと言うとその反対の方が多いです。
例えば、特殊清掃をしたにもかかわらず、腐敗臭がきちんと取り除けていないこともあります。
人件費を抑えるために、経験の少ないアルバイトに作業を任せるケースもあります。
他にも不用品の回収後、正規の手続きを取らずに、不法投棄をすることで収益を上げる業者もいると言われています。
経験の浅いスキルのない事業者に依頼すると、臭いが戻ってきてしまいます。
そのためせっかく金額を払っても再度、別の業者に依頼して通常の2倍の料金がかかるケースもあります。
特殊清掃はまだまだ歴史の浅い業界です。
そのため、費用の安さだけで選ばずに、見積もり時に誠実な対応をする業者の中から選ぶ必要があります。
安くて評判の良い業者を探す方法
遺品整理を業者に依頼するときに最も重要なのは、しっかりとした安心できる業者に依頼することです。
大切な人の遺品を整理するわけですから、いい加減な業者、ましては悪徳業者には絶対に依頼したくないものです。
また料金を安くしたい・出費を抑えたいという要望もあるでしょう。
そのためにも優良業者へ依頼する必要があります。
特殊清掃は業者選びが重要!清掃範囲はどこまで?まとめ

孤独死などのときに部屋の中に残る汚れや匂いを消すために行う、特殊清掃というものについてサービス範囲などについて詳しく紹介してきました。
特殊清掃は自分で行うことが難しいものなので、業者へ依頼しなければいけません。
そのため、ここでは優良な業者探しができるように、特殊清掃の特徴、サービスの範囲、特殊清掃料金などにつちえ詳しく紹介してきましたので、参考にして優良業者へ依頼できるようにするための手助けに役立ててください。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。









