賃貸住宅に家族が1人で住んでいて亡くなったときに、何をしなければいけないのでしょうか?家族がやらなければいけない作業に、特殊清掃と原状回復という2つがあります。
ここでは、特殊清掃とはどういうもので特殊清掃料金はどのくらいかかるのかについて詳しく紹介します。
また、特殊清掃後に行う原状回復工事とはどういう作業をどのような手順で行うのかも紹介します。
孤独死の特殊清掃

孤独死のときに部屋の特殊清掃は業者へ依頼して行うのが一般的です。
特殊清掃作業がなぜ必要で、特殊清掃料金はどうなっているのかを紹介します。
孤独死とは
孤独死というのは、簡単にいうと誰からも気付かれずに1人で亡くなることをいいます。
最近の孤独死は身寄りのない高齢者に多く、数日から半年以上経ってから亡くなるのが発見されることがよくあります。
辛く悲しい孤独死は、家族の形が変わってきている現代の厳しい問題ともいえます。
孤独死現場で特殊清掃が必要な理由
普段から家族や近所の人との関わりがない1人暮らしの人が亡くなると、遺体が発見されるまでかなりの日数を必要とすることがよくあります。
遺体は時間が経つと腐敗が進むため、死臭や体液などが床や壁に頑固な染みになります。
実際に近隣住民の人から異臭がするというクレームがよくくるので、ハウスクリーニングでは簡単に除去できません。
こうした状況ではオゾン脱臭機など特別な機器での特殊清掃が必要です。
最終的には住居の原状回復を目標にしますが、損傷が激しい場合リフォーム工事が行われます。
孤独死の特殊清掃料金相場
特殊清掃を業者に依頼すると5万円?50万円程度の費用がかかります。
料金にかなりの開きがあるので、費用を負担する当事者は戸惑うかもしれません。
床上清掃は30,000円?、浴室清掃は30,000円?、消臭剤・除菌剤の散布は10,000円?、汚れた畳の撤去は1枚当たり3,000円?、オゾン脱臭は1日:30,000円?、汚物撤去は20,000円?、害虫駆除は10,000円?、作業員の人件費は20,000円?となります。
オゾン脱臭など、より強力な清掃だと、料金が高くなります。
遺品の回収も依頼すればさらに高額になるので、どこまで原状回復してもらうかは、検討しなければいけません。
しかも料金相場は特殊清掃だけなっていて、ほとんどのケースで遺品整理も兼ねることになります。
全てを業者に委ねずに、ある程度の片付けを自分たちで行うと費用負担は軽くなりますが、家族など一般の方が作業する場合は精神的な面でのダメージがあるため難しいところです。
特殊清掃料金はなぜ高いの?

孤独死の場合、発見されるまでの時間や状況によっては住居の原状回復がより難しくなることもあります。
遺体の損傷や死臭で害虫が発生していると駆除するのにも時間がかかるし、住居へのダメージもその分激しくなるので大がかりな清掃が必要です。
そうするとより高いレベルの清掃をしないといけなくなるので、その分費用もかかります。
親族にとっては辛い現実に目を向けることになりますが、遺体が発見されたらなるべく早く業者に依頼しましょう。
安くて安心な孤独死清掃業者を探す方法
孤独死処理を特殊業者に依頼するときに一番重要なのは、しっかりとした安心できる業者に依頼することです。
現場は専門的な知識や機材が必要ですし、大切な人の遺品を整理するので、いい加減な業者、ましては悪徳業者には依頼したくありません。
また料金を安くしたい・出費を抑えたいという要望もあるでしょう
物量ごとにかかる料金
トラックの積載量は、2トン平トラックを用意することで約6万~7万円程度が一般的な相場料金です。
2トントラックであれば、品物のサイズにもよりますが、・シングルベッド×1・ファミリー用冷蔵庫×1・自転車 ・洗濯機 ・メタルラック・洋服タンス ・ハンガーボックス・上記プラス段ボール20個など、一人暮らしの引っ越しに使う程度の量は入ります。
特殊清掃の料金事例:1DKの賃貸物件
孤独死で亡くなった人の賃貸物件の清掃作業の費用事例になります。
今回は、亡くなってから発見まで一週間以上経過していたため、遺体周りの腐敗が進んでいて、消臭・消毒が必要な状況でした。
まずは1日目に消臭・消毒作業を行い、時間を空けるために2日目に清掃作業と遺品の運び出し作業を行いました。
賃貸物件なので原状回復を求められていて、結果的に作業に2日間を使ったものの、元の部屋に近い状態にまで戻せました。
消臭と消毒作業を丁寧に行うことで、次の方が住めるレベルにまで回復させられます。
作業人数が2名、作業時間は6時間で、費用132,000円(税込)となります。
特殊清掃とは別に原状回復は必要なの?

賃貸を引き払うときには原状回復義務を果たす義務があります。
普通の生活ではそれほど大きな問題ではありませんが、孤独死では一般的な汚れでは済まないこともよくあり、原状回復についても心配する声がよく聞かれます。
今回は、特殊清掃と原状回復、さらにどこまで責任が及ぶのかについて紹介します。
原状回復とは
原状回復とは、賃貸契約を解除するときに、住んでいたことで建物価値が減少した部分の中から、賃借人が故意か過失、善管注意義務違反など通常の範囲を超えて使用したことで発生した損耗・毀損を回復させることです。
つまり、普通の生活で発生した傷や汚れについての回復義務はありませんが、不注意や過失が原因であれば回復する必要があるということです。
原状回復義務の免責基準
賃借人が亡くなっている場合、原状回復の義務を負うのは連帯保証人や相続人です。
弊社も孤独死についての相談が寄せられることは多いですが、現場は死臭や体液などがあり、害虫の大量発生や感染症の恐れがあるなど壮絶な現場であることがほとんどです。
残念ながら一般的な掃除だけでは原状回復は不可能であり、経験のない方が着手するのは危険が伴います。
原状回復ができない場合、大きな負担を背負うことになりますが、原状回復義務には免責基準がありそれ以上は請求されません。
その基準は私物を全て撤去・消臭が完了している・シミや汚れがないというものです。
しかし、半端な清掃では認められないことも多く損害賠償の可能性もありきます。
しっかりと技術を持ったプロに依頼しなければ出費とトラブルの両方を抱えることになる可能性があります。
実際、表面だけきれいにして、床下に臭いの原因を残した状態のままという悪質な業者もいるため、必ず確認をするようにしましょう。
メモリアルの特殊清掃と原状回復
業者には特殊性と原状回復の両方を行うところもあります。
特殊清掃にも力を入れていて、事件現場特殊清掃士の資格を持つスタッフいます。
高い技術を持つ経験豊富なスタッフが手がける完全自社施工の業者も多いので安心して利用できます。
少しでも原状回復できるよう、オゾン脱臭機を使った徹底した消臭・除菌・害虫駆除などを行い、壁裏や床下に付着した臭いの素まで完全にクリーニングしてくれます。
遺族の精神面や金銭面での負担を少しでも和らげてくれる無理・無駄のない施工が行われます。
原状回復の作業詳細

賃貸物件の場合、特殊清掃作業が終わったら原状回復作業が必要です。
ここでは現状回復作業について流れを紹介します。
初期対応
孤独死が起きたときは、まずは初期対応という作業を行います。
これは遺品整理を業者に依頼する前に貴重品の確認をしたいという要望が多いことから行われるパック作業です。
完全消臭ではなく体液等の除去と荒消臭(簡易的な消臭)を行って、遺族が家の中に入ることができるようにする初期対応作業です。
建物の汚染がひどい場合、特殊清掃には解体作業(汚染された床を切る等)も含まれますが、初期対応の場合、表面的な清掃のみ行って特殊塗料を塗布することで一時的に臭いを封じ込める形の作業を行うことが多いです。
遺品整理
初期対応は行わないときもあり、特殊清掃と遺品整理全てを依頼されるというケースが実際のところ一番多いです。
その場合、通常は特殊清掃の前に遺品の整理を行います。
特殊清掃の前に遺品整理をするのにはいくつか理由があります。
例えば壁紙を剥がしたり床を解体した場合、その部分は汚染されていない綺麗な状態になります。
しかし、臭いがついている遺品やほこりが残っている状態でそれをやってしまうとせっかく綺麗になった部分に臭いの粒子やほこりが付きまた汚染されることが考えられます。
壁紙を剥がしたあとの下地などは紙の素材のためすぐに再度臭いがついてしまいます。
また、体液は床の隙間をつたっていきます。
家具の下、壁際などもしっかり確認して、汚染状況を事前に把握して初めて特殊清掃の段取りができます。
そのため部屋の中に物がある状態ではどこまでの作業が必要かわからないので、その点でも先に遺品の整理を行わなければいけません。
オゾン消臭など消臭の観点からも臭いのついた遺品が部屋にある状態だと効果がほとんど出ないため、基本的には遺品の整理、残置物の撤去は先に行います。
特殊清掃
遺品整理作業が終わったら特殊清掃作業です。
孤独死の場合は、まずは腐敗体液の除去を行います。
薬剤での洗浄を念入りに行い、状況を確認して必要に応じて床材や壁材の解体撤去を行います。
体液を一滴でも残すと臭い戻りの原因となるので慎重に作業を行います。
ここの特殊清掃の工程にオゾン消臭などの消臭作業も含まれます、オゾンや薬剤散布はあくまでも仕上げであり、清掃と解体の段階で消臭の7割8割は完成させることを目的として作業します。
そのほかに解体できない部分への特殊塗料での臭気の封じ込め作業の金額もここに含まれます。
リフォーム
特殊清掃作業が終わると、次は仕上げのリフォーム作業です。
この段階までで臭いのついたものや、汚染されたものは撤去されていて撤去された内装等の復旧作業がこれにあたります。
ここの金額は内容に応じて大幅に変動します。
賃貸住宅の孤独死で特殊清掃と原状回復はセット!?まとめ

家族が1人暮らしをしていて亡くなった後の作業について詳しく紹介してきました。
具体的には、特殊清掃作業と原状回復工事をやらなければいけないということが分かったのではないでしょうか。
その時に特殊清掃料金の相場いくらなのか、原状回復工事の手中などについても理解できたのではないでしょうか。
今、家族の誰かが、1人暮らしをしているのであれば、ここの情報をよく読んで、いざというときのために備えておきましょう。
ただ今、お電話すぐに対応いたします。









